「SNSの恋 ゆみ」 第三話
中央線で東京駅まで乗り、丸の内側に出てまずは東京駅のライトアップを見て、銀座に向かう通りの両サイドは樹木が電飾されており、まるでお伽の世界へと続く道のように思えた。
そっと寄り添うゆみの手を握り二人は恋人同士のように傍目からは見られるように話しながら、笑いながら、時折目線を合わせながら歩いてゆく。
彼女が話したお気に入りの居酒屋に入って、まずは生中で乾杯。
その後ボクは酎ハイ、彼女は水割りを飲みだした。
「私ね、ウィスキーが好きなの。夏だとハイボールかな。てっしゅうさんはビール党?」
「最初は生だね。強くないから酎ハイでゆっくりと飲む程度だよ。ゆみさんは飲める方なんだ」
「昔はボトル一本空けたけど、今は無理。それに今日は飲みすぎると危ないからやめておくわ」
「大丈夫だよ。帰れなくなっても何もしないから安心して」
「変な言い方。何もしないなら帰るって思うけど」
「会った時からゆみさんのこと好きになってる。ボクは理想じゃないだろうけど、気に入ってもらえるように頑張るよ」
「ええ?頑張る事なんて何もないよ。てっしゅうさんは優しいし、気遣い出来る人。私は年上だからと言うんじゃないけど、わがままで言いたい放題の性格。きっと嫌になるわよ。それは今までそうだったから解るの」
「前の彼ともそうだったの?」
「前と言うかその亡くなった彼とは違った。その前とか後に出会った人とはぶつかってしまったわ」
「結構付き合って来たんだね。美人だしスタイルいいからモテるので当然だろうけど」
「嫌な言い方しないで。遊んできたみたいじゃないの。てっしゅうさんは私とどうしたいの?まさか身体目的って言う訳じゃないんでしょうね?」
「酷いよ。会ってすぐそんなこと言うだなんて。遠距離になるけど真面目に付き合いたいって思っているよ」
「みんなそう言うのよね。でも仲良くなったら会わなくなってしまう。忙しいとか、なんだかんだ理由つけて。結局年上だから嫌になるんだと思ってる。仕方ないけどね。深くならずにこうして会って、お出かけして、飲んで話してさようならする関係がいいんだと今は思うの」
そっと寄り添うゆみの手を握り二人は恋人同士のように傍目からは見られるように話しながら、笑いながら、時折目線を合わせながら歩いてゆく。
彼女が話したお気に入りの居酒屋に入って、まずは生中で乾杯。
その後ボクは酎ハイ、彼女は水割りを飲みだした。
「私ね、ウィスキーが好きなの。夏だとハイボールかな。てっしゅうさんはビール党?」
「最初は生だね。強くないから酎ハイでゆっくりと飲む程度だよ。ゆみさんは飲める方なんだ」
「昔はボトル一本空けたけど、今は無理。それに今日は飲みすぎると危ないからやめておくわ」
「大丈夫だよ。帰れなくなっても何もしないから安心して」
「変な言い方。何もしないなら帰るって思うけど」
「会った時からゆみさんのこと好きになってる。ボクは理想じゃないだろうけど、気に入ってもらえるように頑張るよ」
「ええ?頑張る事なんて何もないよ。てっしゅうさんは優しいし、気遣い出来る人。私は年上だからと言うんじゃないけど、わがままで言いたい放題の性格。きっと嫌になるわよ。それは今までそうだったから解るの」
「前の彼ともそうだったの?」
「前と言うかその亡くなった彼とは違った。その前とか後に出会った人とはぶつかってしまったわ」
「結構付き合って来たんだね。美人だしスタイルいいからモテるので当然だろうけど」
「嫌な言い方しないで。遊んできたみたいじゃないの。てっしゅうさんは私とどうしたいの?まさか身体目的って言う訳じゃないんでしょうね?」
「酷いよ。会ってすぐそんなこと言うだなんて。遠距離になるけど真面目に付き合いたいって思っているよ」
「みんなそう言うのよね。でも仲良くなったら会わなくなってしまう。忙しいとか、なんだかんだ理由つけて。結局年上だから嫌になるんだと思ってる。仕方ないけどね。深くならずにこうして会って、お出かけして、飲んで話してさようならする関係がいいんだと今は思うの」
作品名:「SNSの恋 ゆみ」 第三話 作家名:てっしゅう