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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「SNSの恋 ゆみ」 第一話

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恋愛系のコミュは探してもそれほどなかった。自分が入っている「恋話ルーム」が圧倒的に活発にコメントが交わされてある意味繁盛している。
少し経験したことでトピックを書いて反応を見た。それは女性が身体目的で付き合いを求めているかどうかと言う内容にした。

精神的なつながりを求めるのが女性で、身体目的は男性が殆どだとコメントされた。それに一つ一つ丁寧にリコメしていたらある女性から伝言が来て、お話がしたいのでお気に入りにして欲しいと言われた。
早速ポチして、直ぐに彼女からミニメが届いた。

「ゆみです。初めまして。お気に入りしてくれてありがとう。てっしゅうさんのコメント読ませてもらって気になっていたことがお話したいと思いミニメを書いています」

との書き始めから、彼女が悩んでいる恋愛について長い文章となっていた。
自分より年上のゆみは不倫していた彼が昨年ガンでこの世を去ってまだ自分の中から忘れられない存在として居座っていて、新しい恋に踏み出せないでいると綴っていた。

何度かミニメを交わして裏技で携帯の番号を教えて電話をかけようとなった。
同じau同士で昼間は無料だからと向こうから掛かってきた。

「おはようございます。ゆみですてっしゅうさん?」

「おはよう。初めましてだよね。電話ありがとう」

「嬉しいわ。声が聞けて。メールにも書いたけど、こんなに彼のことが忘れられないだなんて思ってもみなかったの。年に二、三回しか会ってなかった人だったのに」

「心が通じ合っていたんだね。羨ましいよ」

「うん、そうだと思う。彼は学生時代のボーイフレンドだった人なの。偶然故郷で再会して付き合うようになった。それまで夫以外とは話すことさえなかったのにね」

「そうなんだ。同窓会かなんかで会ったの?」

「ううん、本当に偶然出会ったの」

「そんなことが起こるんだ。運命ってビビっと来た感じかな?」

「その時は運命とか思わなかったけど、メルアド交換して再会したときこの人と仲良くなるって予感があった」

「すぐにホテルに行ったの?」

「えっ?まさか。てっしゅうさんって会ってすぐそう言うところへ誘うの?」