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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「SNSの恋 としこ」 第二話

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「どういうこと?自分以外の男性と仲良くしているって疑われたのかな?」

「そうみたいね。確かにね、コミュのトピックとかに書き込みしたりして、それを彼は読んで疑い出したのかも知れないけど、実際に会ってそういうことは無いと言っているのに信じてくれないの。優しくしてくれていたのにエッチも暴力的になるし、言葉も責めることばかり言うし。だからもう会わないって決めたんだけど、そうするとストーカーのように付きまとうようになったの」

「嫉妬は怖いね。まだ続いているの?」

「うん、家に電話が掛かってくる」

「教えたの?」

「うかつだったわ。私の携帯が壊れて連絡出来なくなった時に、家電から彼に連絡したことがいけなかった」

「そういうことか。信じていたんだからそのことは仕方ないと思うけど、主婦なら今時公衆電話もないしそうするよね」

「うん、疑わずに彼に携帯が壊れたことを伝えたいって思って掛けたの」

「着信番号を残していたんだね。それで嫌がらせの電話を掛けてくるんだ」

「そう、この前ね、無視して切ったら、後に掛かってきた電話でお前を殺しておれも死ぬっていうの・・・ノイローゼになって家から出れなくなったし、誰にも相談できなくて悩んだわ。それでなくてもガンの後遺症で体調が大きく変化すことがあるのに最悪の状態になってしまった」

「きついね。電話変えたら?」

「主人には相談できないからそれは無理よ。私は家電に出ないことにしたの。子供たちにも携帯に掛けるように指示したし、夫にもそう言ったの。理由はパートに出ることにしたから家に居ないって」

「本当にそうしたの?働けたの?」

「知り合いがパン屋さんやってて、手伝って欲しいと前から言われていたからいい機会だと思って勤め出した。夜の時間は掛かってきても娘とかが出るから彼は切るの。変な電話って言いながら何度かそうしているうちに今は掛かってこなくなっている。だからカラオケコミュのオフ会にも出かけられたの」

「そうだったの。辛い思いをしたんだね。もう浮気はこりごりだね」

「うん、でも、夫があれだから・・・この頃また不満になってきた」

「そうか、そうだったね。次は安心できる人を見つけないとダメだね」

「てっしゅうさんは今付き合っている人いるの?」

「居ないよ。前は居たけどすぐ振られるんだよな~」

「ええ?素敵なのに・・・ひょっとして主人と一緒で早いの?」