イメージ 〈詩集〉
ゆきもちそう
ゆきのような輝く白い肌と
きたいを持たせる仕草に
もう すっかり参ってしまって
ちみちをあげる毎日だった
それなのにおまえは言うのだ
うとましくなってきたと
ゆかないでと 女々しくも
きもちでは思っていても
もう終わったのだと態度にする
ちがう そんなに割り切れない
そんなオレを嗤うように
うそっぽい月が見ている
ゆめのような日々が忘れられない
きもちを切り替えて 別の恋を
もう一度始めるには
ちかづき過ぎたようだ
そうぞうしく車が行き交う街を
うろうろと歩くしかない