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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「SNSの恋 としこ」 第一話

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「あそこ?子宮ガンとかじゃなく入り口?」

「違うの。恥骨」

「そんなところにガンが出来るんだ」

「珍しいから治療してくれるところが少なくて、私は豊橋まで通っていたの。専門医がそこの病院に居るって聞いたから、紹介してもらって」

「取り除いたの?」

「ううん、放射線と抗がん剤治療だけ。強い放射線を当てるから、膣もボロボロ、卵巣も破壊されてこの歳で排卵しなくなった」

「そうなんだ。ボクも強い放射線当てているからよく解るよ。痛いんだよねアレ。火傷みたいなことだからね」

「そうなの・・・感じるところなのに激痛ばかり」

「確かに。今は治って感じるように戻っているだろう?変な事聞くけど」

「それはね、おかげさまで。神様は私が苦しんだ分喜びをくれたの。以前より劇的にセックスで感じるようになった」

「そういうことが起こるんだ。じゃあ、旦那さんとは激しいんだろうね」

「夫は私の求めには応じるけど、めちゃ早漏なの。信じられないぐらい」

「それは可哀そうに・・・浮気したくなるね」

「ええ?うん、そうね」

それは意味ありげな返事だった。
昼食を大きなレストラン施設で食べて、隣接しているアウトレットモールへ移動した。
たくさんのお店を見て回って歩き疲れて中庭にあるテラスでコーヒータイムとなった。

「ねえ、さっき浮気したくなる?って聞いたでしょう?」

「うん、どうしたの?」

「私ね実は悩んでいることがあるの。てっしゅうさんだから話すけど誰にも内緒よ」

「ああ、誰にも話さないよ」

「きらくらぶのあるオフ会で知り合った浜松に住んでいる男の人と付き合っているの。向こうも結婚している人。お互いに中間の豊橋で待ち合わせてホテルに入って二回も三回も楽しんでいたんだけど、私がてっしゅうさんと知り合ったカラオケのコミュに入ったとたん訳の解らないことで嫉妬して彼の態度が変わってきたの」

それはこのあと驚くべき話へと続くのだった。