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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「SNSの恋 マリエ」 第二話

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「遅れてごめんなさい。電車の時間を間違えて乗っちゃたの。初めましてよね、マリエです」

それは想像をはるかに超えた自分好みじゃない容姿のマリエだった。

「こちらこそわざわざありがとう。遅れたことは気にしないで」

「うん、やっぱり見た目も態度も優しのね。良かった。今日はどこに泊まるの?」

「うん?新幹線なら10時過ぎまであるから帰るつもりだけど、マリエさんは泊まるの?」

「良かったら一緒に泊まらない?予約してあるの。ダブルの部屋だからダメなら一人で泊まるけど」

「急だね・・・」

女性と泊まること自体は嫌ではない。それも誘われてなら断る方が失礼だ。
しかし、迷った。理由は簡単だった。

「こんな時間だから帰るのも慌ただしいと思ったの。初めから話してたらどんな女なんだって思われそうで言えなかった。好きになるとどんどん身勝手に行動してゆく自分が怖くなるけど、てっしゅうさんなら安心できると思ったわ」

「期待に答えられるかどうかわからないよ」

「そんなこといいの。二人で居る時間が好きだって感じるから」

「なら・・・いいよ。どこのホテル?」

「楽天のカードで予約すると部屋がグレードアップされると書いてあったので、そこでシングルをダブルにしてもらったの。場所は北浜っていうところ」

「そう、まずはチェックインしてから食事にでも出かけようか?」

「そうね。それがいい。ビジネス街だから食べるところには困らないとネットで書いてあったよ」

「ボクは大阪育ちだからそれは解るよ」

「そうだったね。私なんかよりずっと詳しんだね。それも安心した」

地下鉄の出口を出てすぐのところにそのホテルは位置していた。結構見栄えの良い新しい感じのする建物だった。
チェックインして、部屋に入ってボクとマリエは簡単なキスをした。
それ以上が直ぐに欲しそうな表情に見えたが、唇を離して出かけようと言った。