「SNSの恋 マリエ」 第二話
「確かにそうだ。仕事仕事で神経使っているから、家に帰って来て妻とラブラブになるだなんて、ダメサラリーマンなら可能だけど無理に感じるね」
「てっしゅうさんは奥さんとはどうなっているの?」
「妻はもう恋愛とセックスは卒業したいと宣言したよ」
「女やめるっていうことね。家族としてのパパとママ、妻と夫だけになるのね?」
「そういうことだね。周りはみんなそうしていると話しているしね。マリエさんや恋話ルームに来ている女性陣たちとはそもそも違うね」
「女としては同じだと思うけど、関心事が違う方に移ってしまったんじゃないの。てっしゅうさんとの仲が危機になったら気持ちがぐらつくってないかしら?」
「どういうこと?離婚すると言ったら女を取り戻すっていうこと?」
「そういうことじゃないの。あなたのことを十分に信頼して安心しているからそうなるのよ。女はそういうことが一番嬉しいし喜べる間柄なのよ」
「浮気していいと言ったよ」
「じゃあ、してみる?堂々と?」
「ええ?するなら内緒だよ」
「そうね、それが優しさよね。私の夫は私を抱かないの。特に理由はないけどそういう男性もいるってことなの。不能なんじゃないよ。あなたの奥さんと同じなのかも」
「へえ~まだ五十代なんだろう、旦那さん?」
「一つ上だから55歳かな。もう上がってる、ハハハ~」
「じゃあ、寂しいね。お互いにまだ若いのにこれで終わりだなんて嫌だよね」
「私は終わらないわよ。ねえ、てっしゅうさん。一度お会いしたいわ。会ってみて私のこと気に入ってくれたら仲良くしたい」
「嬉しいよ。誘って貰えて。思っているようないい男じゃないよ、いいの?」
「それは私の方だよ。期待を裏切るかも知れないけど気持ちがしっかりとしていれば大丈夫って思える」
「まずは会ってからだね」
マリエと会う約束を交わした。写メをボクは送ったが向こうからは会ってからのお楽しみと返事が来ただけだった。一抹の不安はあるけど6歳年下の女性だし何とかなるだろうとこの時は思っていた。
待ち合わせ場所を大阪にして約束の時間に大阪城公園の駅の改札口にボクは立っていた。時間は午後6時。相手は白のワンピース姿で来ると言っていた。
周りを見渡してもそういう姿の女性は居ない。
5分すぎて到着した列車からの乗客の中にその姿を見つけた。
「てっしゅうさんは奥さんとはどうなっているの?」
「妻はもう恋愛とセックスは卒業したいと宣言したよ」
「女やめるっていうことね。家族としてのパパとママ、妻と夫だけになるのね?」
「そういうことだね。周りはみんなそうしていると話しているしね。マリエさんや恋話ルームに来ている女性陣たちとはそもそも違うね」
「女としては同じだと思うけど、関心事が違う方に移ってしまったんじゃないの。てっしゅうさんとの仲が危機になったら気持ちがぐらつくってないかしら?」
「どういうこと?離婚すると言ったら女を取り戻すっていうこと?」
「そういうことじゃないの。あなたのことを十分に信頼して安心しているからそうなるのよ。女はそういうことが一番嬉しいし喜べる間柄なのよ」
「浮気していいと言ったよ」
「じゃあ、してみる?堂々と?」
「ええ?するなら内緒だよ」
「そうね、それが優しさよね。私の夫は私を抱かないの。特に理由はないけどそういう男性もいるってことなの。不能なんじゃないよ。あなたの奥さんと同じなのかも」
「へえ~まだ五十代なんだろう、旦那さん?」
「一つ上だから55歳かな。もう上がってる、ハハハ~」
「じゃあ、寂しいね。お互いにまだ若いのにこれで終わりだなんて嫌だよね」
「私は終わらないわよ。ねえ、てっしゅうさん。一度お会いしたいわ。会ってみて私のこと気に入ってくれたら仲良くしたい」
「嬉しいよ。誘って貰えて。思っているようないい男じゃないよ、いいの?」
「それは私の方だよ。期待を裏切るかも知れないけど気持ちがしっかりとしていれば大丈夫って思える」
「まずは会ってからだね」
マリエと会う約束を交わした。写メをボクは送ったが向こうからは会ってからのお楽しみと返事が来ただけだった。一抹の不安はあるけど6歳年下の女性だし何とかなるだろうとこの時は思っていた。
待ち合わせ場所を大阪にして約束の時間に大阪城公園の駅の改札口にボクは立っていた。時間は午後6時。相手は白のワンピース姿で来ると言っていた。
周りを見渡してもそういう姿の女性は居ない。
5分すぎて到着した列車からの乗客の中にその姿を見つけた。
作品名:「SNSの恋 マリエ」 第二話 作家名:てっしゅう