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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「SNSの恋 マリエ」 第一話

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「もしもし、てっしゅうです」

「マリエです。つながった!嬉しい」

「すぐに解読できたんだね」

「うん、そう言うことは勘が鋭いの」

「なるほど。悪いことは覚えが早いということだ」

「そんなわけじゃないけど、昔から勘は良い方なの。だから男の人の浮気なんかも直ぐに分かっちゃう。それもいいのかどうだか解んないけどね」

「怖いねそれは。付き合う男性はビクビクしてただろうね」

「なんで?浮気しなければビクビクすることなんてないんじゃないの?」

「そう言えばそうだけど。勘ぐられるのは好きじゃないって思うからね」

「勘ぐられるようなことするからいけないんだよ。てっしゅうさんも浮気性なの?ひょっとして」

「違うとは言い切れないけど、まだ経験無いからよく解らないよ」

「ええ?恋話ルームの人ってみんな浮気やってるんじゃないの?そういう場所だと思ってた」

「出会い系サイトではないから違うと思うよ。そう言う人も多いことは確かだけど」

「浮気の経験がないっていうことは、そう言うことがしたいからここへ来たということよね、てっしゅうさんは?」

「違うよとは言えないね」

「もったいぶった言い方、ハハハ~。いけない事じゃないよ。悪いことだと思う人は止めればいいだけ。求めている者同士が楽しめばいいだけだと私は考えるけどなあ~。でも好きな人との別れは辛いからもういいかって毎回感じるけど」

「別れは必ず来るよね。特に不倫ならそう思える」

「奥さんとかに嫉妬しちゃうっていう人多いけど、そんなことわかってんじゃないの?って私は思うけどね。旦那も好きにやればいいって思ってるし」

「マリエさんみたいに割り切れる人の方が少ないと思うよ」

「そうかなあ~。みんな嘘ついていると思う。旦那に悪いなんて考える人はそもそも恋愛なんて頭にない人たちだよ。結婚してもう終わったと考えてしまうんだろうね。私は自分が男の人を好きになることでときめきを感じるし、若さも与えられているって思っているの。それって旦那がくれたなら他の人をいいなあ~なんて思わないだろうけど、そう言うのは普通のサラリーマンやってたら期待できないよね。しても可哀そうだし」

マリエの言ったことは女性の本音なのかも知れないと思った。