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千葉ジャガーの逆襲!!

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05 サヨナラ勝ち率100%


今年の勝ち試合のほとんどがサヨナラ勝ちだった千葉ジャガー。それには確かな理由がある。それは抑え投手を変えたのだ。今までは人気No.1の橘が抑えだったが今年は新助っ人外国人投手のウォーリーが抑えとなった。

ウォーリーはアメリカのマイナーリーグ出身者なためかなり格安で買えた。最初は凄まじい程のノーコンだったが鷲島投手コーチによる一ヶ月に渡る謎の特訓により見違えるように覚醒した。
元々投げていた球は鉛のように重いため、急速があまり出なくても詰まらせて打ち取る事が簡単に出来た。

そしてサヨナラ勝ちに関して忘れてはならない選手がいた。それは、捕手の神宮寺である。
普段は打率220~246をウロウロしている典型的な守備の人だが打点が異常に多かった。
9番打者にして何とシーズン86打点であり、得点圏、特に8,9回の得点圏に異常に強さがあった。今年はさらに延長戦が多くシーズン156試合中66試合が延長戦でその全てに勝ったのだ。しかも決まって最後の打者は神宮寺だったのである。

こうして他球団は神宮寺を攻略しようと研究を始めたが普段は全く打たずに凡退するため、どうしようもなかった。千葉ジャガーにサヨナラ負けを食らった他球団の選手達は口を揃えてこう言う。

「9回裏の神宮寺は化物」

「アイツは乗せたらいけない」

「延長に入ったらまず負けを覚悟する」

「信じられない程に勝負師の一面を持ってる」

「普段は凡退してくれる優しい打者なのに…」

「俺の防御率は大体神宮寺に上げられてる」

などを口を揃えて言うのだった。