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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟パート2」 最終話

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「先生とは離れないんだって自分に言い聞かせられるんです。病院を去って先生と離れると、ものすごい不安が襲ってくると解るんです。どんなに先生が大丈夫だと口で言ってくれてもなんです」

「里紗くんや志津くんと私が仲良くなると心配するのか?」

「あら、私が嫉妬心で言ったと思っているんですか?」

「違うのか?思い過ごしならいいんだけど」

「違いますよ。先生と私は特別なんだって思えることがいいんです。先生は内緒で誰と何してても構いません。私は大好きな先生と一つになることで先生との深い信頼関係を維持したいって・・・難しく言うとね。簡単に言うと、こんな仲だから大切に思っているぞ、でいいの」

「私は早奈枝くんが思っているほど早奈枝くんのことを思ってないかも知れないぞ。そんな男に抱かれるという事は屈辱だと思わないか?」

「私は先生が満足してくれる身体じゃ無いけど、先生のすべてを愛せる気持ちはあるの。いつか先生が私のことを好きって言ってくれるまで頑張れる。結婚してなんて迷惑なことは言わないし言えないけど、誰よりも愛していることだけは譲れないの」

「私みたいな男のどこがいいのか考えちゃうけど、早奈枝くんの気持ちは嬉しいよ。今夜のことは里紗くんや志津くん、亨くんに絶対に内緒で頼むよ」

「先生!本当に・・・」

早奈枝は泣き出してしまった。
鉄男の気持ちが聞けて自分が求めていた身体の関係などどうでもよくなっていた。
ここに二人でいるという事、これからも二人は気持ちが一つだという事だけで十分すぎる満足に早奈枝は感じていた。

店を出る前に二人は軽くキスをした。
手はしっかりと握り合って夜の人通りを歩く。
自分がずっと見てきた夢が叶えられた。
ホテルに入らなくていい、先生とこうしてずっと歩いていたい。

二人の姿を映し出す街の明かりはやがて少なくなり、線路沿いの小道を入って光と音の無くなった空間にやがて目に飛び込んできた明かりは早奈枝にとって長いマラソンのゴールに見えていた。

終わり。