「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第十四話
好きになってから関係を持つのか、関係を持ったから好きになるのか?男女の思いは違うようだ。
「次の方、中へお入りください」
早奈枝の呼びかけに続いて女性が入ってきた。
「鉄男です。まずはお名前とお歳聞かせてください」
「はい、名前は奈美恵と言います。歳は55歳です」
「では、なみえさん、ご相談は何でしょうか?」
「私は夫と離婚して10年になります。子供たちが結婚しまして今は独り暮らしとなりました。仕事先の男性と仲良くなり交際を迷っています。お相手には奥様がいらっしゃるからです」
「いわゆる不倫をすることに迷いがあるというわけですね?」
「あっ、はい。そうですね。今はそれほど感じませんが、深くなるとお相手の奥様に嫉妬すると思うんです。その方は奥様とは長くレスだと話されています」
「ではまず、奈美恵さんがどういう恋愛を希望されているのかという事を聞かせて戴けませんか?たとえば、再婚したいのか、男女の関係だけでいいのか、精神的なつながりが欲しいのかとかです」
「再婚は子供たちやこれから出来る孫のことを考えるとしたくないんです。だから本当は仲の良いそして好きと思える男性と、そのう~深くならずにお付き合いしたいと思っていますが、そのことを相手に話すと友達は難しいよ、と言われました」
「いわゆる友達以上恋人未満という関係ですね。女性には居心地がいい状況だと感じますね。男性はよほど高齢になるか、下半身が不能でない限り難しい関係ですね」
「そうなんですか?その方は私のことが好きだから、もっと仲良くしたいと言います。前に言いましたようにそういう関係になると、もっと好きになってきっと嫌な女に変わってゆくと思うんです」
「世の中ではたくさんの男女が恋愛で悩んでいます。今回のような状況は私たちぐらいの年齢の独身者にはよくあることに思えます。女性からの立場でお答えしますので、ここに居る早奈枝看護師と相談なさって下さい」
奈美恵は早奈枝に案内されて隣室に移った。
「早奈枝です。年齢は52歳です。お話聞かせて戴きました。まず私はそのお相手が奈美恵さんを本当に好きかどうか聞きたいですね」
「52歳なんですか?そうは見えませんでした。よろしくお願いします。確かに言われるように相手の気持ちは口先だけかも知れません。男性は身体目的だとも聞いたことがありますので」
「次の方、中へお入りください」
早奈枝の呼びかけに続いて女性が入ってきた。
「鉄男です。まずはお名前とお歳聞かせてください」
「はい、名前は奈美恵と言います。歳は55歳です」
「では、なみえさん、ご相談は何でしょうか?」
「私は夫と離婚して10年になります。子供たちが結婚しまして今は独り暮らしとなりました。仕事先の男性と仲良くなり交際を迷っています。お相手には奥様がいらっしゃるからです」
「いわゆる不倫をすることに迷いがあるというわけですね?」
「あっ、はい。そうですね。今はそれほど感じませんが、深くなるとお相手の奥様に嫉妬すると思うんです。その方は奥様とは長くレスだと話されています」
「ではまず、奈美恵さんがどういう恋愛を希望されているのかという事を聞かせて戴けませんか?たとえば、再婚したいのか、男女の関係だけでいいのか、精神的なつながりが欲しいのかとかです」
「再婚は子供たちやこれから出来る孫のことを考えるとしたくないんです。だから本当は仲の良いそして好きと思える男性と、そのう~深くならずにお付き合いしたいと思っていますが、そのことを相手に話すと友達は難しいよ、と言われました」
「いわゆる友達以上恋人未満という関係ですね。女性には居心地がいい状況だと感じますね。男性はよほど高齢になるか、下半身が不能でない限り難しい関係ですね」
「そうなんですか?その方は私のことが好きだから、もっと仲良くしたいと言います。前に言いましたようにそういう関係になると、もっと好きになってきっと嫌な女に変わってゆくと思うんです」
「世の中ではたくさんの男女が恋愛で悩んでいます。今回のような状況は私たちぐらいの年齢の独身者にはよくあることに思えます。女性からの立場でお答えしますので、ここに居る早奈枝看護師と相談なさって下さい」
奈美恵は早奈枝に案内されて隣室に移った。
「早奈枝です。年齢は52歳です。お話聞かせて戴きました。まず私はそのお相手が奈美恵さんを本当に好きかどうか聞きたいですね」
「52歳なんですか?そうは見えませんでした。よろしくお願いします。確かに言われるように相手の気持ちは口先だけかも知れません。男性は身体目的だとも聞いたことがありますので」
作品名:「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第十四話 作家名:てっしゅう