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てっしゅう
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「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第十二話

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愛情と優しさは時に女性の不満を生み出すことになるとは・・・

「次の方、中にお入りください」
里紗の声に続いて若い女性が入ってきた。

「鉄男です。まずはお名前と年齢教えてください」

「はい、未海と言います。年齢は24歳です」

「では、みうさんの相談事は何ですか?」

「付き合っている彼のことなんですが、私がブスなので最後まで出来ないんじゃないかと悩んでいます」

「最後まで出来ない?キスとか抱擁とかで終わってしまうという事ですか?」

「いえ、胸触ったり、あそこも撫でてはくれるのですが、私が彼のを触ったりしても最後までしてくれなくてそのまま眠ってしまうんです」

「なるほど。彼さんはあなたとの触れ合いは楽しむけど自分は出さなくてもいいと考えているのですね。年齢は幾つですか?」

「29歳です」

「彼はこれまでに何人か女性とお付き合いはしてきたと言っていますか?」

「はい、前の彼女は知っている人なのでその人とは最後までしているんだと想像はしています」

「別れてどのぐらい経つのですか、その元彼女さんとは?」

「一年ちょっとだと思います」

「そうですか。まだ思い出として強く彼さんの中に残っているのかも知れませんね。あなたにとっては辛いことですね」

「彼は私のことを愛してくれていると思います。結婚も視野に入れて付き合いたいと言ってくれていますから。元彼女は私と違って色っぽくて可愛い人だったんです。だから私には性的な魅力を感じないのかと思ってしまうんです」

「男性は女性に対して若い頃は性欲を満たしたいと思うものです。逆に女性は触れ合いだけで十分と考えがちです。お二人はその逆のようですね。おそらく結婚して子供さんが出来て年齢的に40歳辺りになれば、お互いに性欲のピークが重なって満足できるようになると思いますが、問題は今ですね?」

「そうなんでしょうか?先のことはよく解りませんが、彼に出さなくて我慢できるの?って聞いたことがあるのですが、自分で必要な時は出しているから心配してくれなくてもいい、と言いました」