小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第十一話

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
たまらなく嫉妬で自分がどうしたいのか解らなくなる時がある。恋愛とは罪なものだ。

「次の方、お入りください」
里沙の呼びかけに女性が入ってきた。

「鉄男です。まずはお名前とお歳を聞かせてください」

「はい、名前は麻衣子と言います。年齢は45歳です」

「では、どのようなご相談でしょうか、お聞かせください」

「実は社内恋愛をしているんです。と言いましても結婚していますので不倫という事になりますが、彼は独身なんです」

「その彼さんと何か問題でもあったのですか?」

「問題ですか、そうですね~嫉妬すると言いますか、彼は社内でも人気があって昼ごはん時は同僚の女子と食べに出かけます。私はお弁当を持ってゆきますので、そういう時はにこにこしながら食べに行く同僚に嫉妬します」

「同じ部署だとそういう問題があるのですね。しかし、彼さんがあなた以外の女性と仲良くすることは無いのでしょうから、社内では我慢ですね」

「そう信じてはいますが、みんな若いし綺麗だし、不倫の私で彼が本当に満足しているのか疑問に思うことがあります。そういう自分の心がみじめでこの頃悩んでいるんです」

「彼さんはあなたにどう言っているのですか?たとえば、好きになった理由とか、これから先どうするとか」

「ええ、彼は私と付き合い始めた時はまだ離婚していなかったんです。奥様とは家庭内別居みたいになっていてその淋しさから私を誘ったんだと思うんです。私はもともと彼の事は素敵だなあ~と感じていましたので、夫に気が引けましたが断りませんでした」

「麻衣子さんの方が惚れている感じに受け取れますね。独身になった彼の態度が変わったという事はなかったでしょうか?」

「確かに私のほうが惚れています。態度が変わったという事はないと思います。しかし、この頃彼は仕事での出張とかが多く会えないことが続いているんです。それに転勤のうわさもありますし。遠距離になったら続けられるかどうか心配なんです。そんなことも不安材料でより嫉妬してしまうと思います」