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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第四話

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「亨さん、ここは?」

「はい、愛の治療室と呼ばれるお部屋ですよ。リラックスできるようにこのような作りになっています。少しお話しましょう。私は病院に来る前はAV男優の仕事をしていました。解りますか?」

「AV男優?本当ですか?解りますよ」

「ええ、その時のたくさんの経験で女性のほとんどのあそこは知っているんです。博子さんが好きな彼と仲良くして欲しいと思うのでちょっと検査させてください」

「検査ですか?」

「はい、検査です。しかし、今からは私がその彼だと思ってして欲しいことを、したいことをなさって下さいね」

博子は躊躇していたが、亨がAV男優であったこと、そして何より自分の好みのタイプであったことで勇気を出して指示に従うことに決めた。

「亨さん、お願いします」

「博子さん、ボクは年下なので呼び捨てで構いませんよ。私も呼ぶ時は博子と言いますから」

「はい、ありがとうございます」

亨は博子を抱き寄せた。一瞬見せた恥ずかしい表情がやがて身を任せる思いに崩れて行く。
長い間キスをした。その間亨の手は髪を撫で、肩を撫で、頬をまさぐり、指をつなぎ、博子の身体が自然と求めてくるのを待った。

体をくねらせるようになってきた様子を見て亨は着ている服を脱がせた。もう博子は恥ずかしさのみじんも見せなかった。放された唇はひとりでに荒い息を吐き出していた。

亨のまだ完全じゃない場所を見つけると博子は自分から何をすればよいのか解ったようだ。
やがて準備が整ったことを知ると、もう我慢が出来なくなっていた。

夫との時には感じられなかった亨の男性が奥の感じるところに当たる。
博子の中はそれを逃がさないようにと締め付けていた。
時間が来た。タイミングを合わせるように亨がフィニッシュして検査は終了した。

「博子さんが心配されているような不安は全然感じられませんでしたよ。むしろ気持ちが良かったと思いました」

「亨さん、私ね、恥ずかしいぐらいに感じちゃった。初めてなの。彼とでもこんな気持ちになれるのかしら?」

「ええ、大丈夫ですよ。もしすぐに挿入してくるようだったら、もっとゆっくりしてとか、長く触れていたい、とかお願いされると良いですよ」

「夫はすぐに入れてきたからダメだったんですね。自分がこんなに感じる身体だったって知って楽しみが増えました。ありがとうございます」

鉄男は亨の男の優しさが博子を目覚めさせた、と感じていた。女としての歓びは誰にでもあるのだ。