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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第四話

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初めてのセックスには不安が伴う。期待と同時に自分が好かれるのかどうかという事が気にかかるのだ。

「次の方、お入りください」
早奈枝の声に続いて女性が入ってきた。

「おはようございます。お名前とお歳を教えてください」

鉄男の顔を恥ずかしそうに見ながら返事した。

「はい、博子と言います。55歳です」

「では、どのようなご相談でしょうか?」

「ええ、そのう、お恥ずかしいのですが最近好きな人が出来まして。これまでに何度か求められているのですが自信が無くて逃げているんです」

「逃げている?セックスを避けているという事ですか?」

「は、はい。そのようなことをしないで付き合うことは出来ないのでしょうか?」

「失礼ですが独身でいらっしゃいますか?」

「いえ、夫はいます」

「ご主人とは全くそちらは無いという事でしょうか?」

「はい、私とはしたくないと申します」

「それはいけませんね~どうしてそのようなことを言われるのでしょう。心当たりがありますか?」

「ええ、そのう、気持ちよくないと言うんです」

「博子さんはご主人を感じるのですか?」

「知り合いが話しているような感じじゃないようには思いますが、こんなものだとずっと思てきました。そういう事に不満があるのではなく、私を避けることが気に入らなくなりました」

「そうですね。夫婦ですからいたわり合わないといけませんよね。気持ちよくなければしないというなら妻が浮気をしても許さないとね。博子さんは好きになった彼を受け入れられない理由として夫が言った気持ちよくないという事を気にされているのですね?」

「先生、そうなんです。私と仲良くして彼が同じように感じたらそれで終わってしまいそうで嫌なんです。男性のことは解りませんが、女性のそのう良いとか悪いとかあるのでしょうか?」

「難しい質問ですね。食べ物の好みと同じで一般的に好かれる範囲と言うのはありますが、好き嫌いは必ずありますから、博子さんとご主人との相性がそれほど良くないという事かも知れません。今日は介護士の亨くんがそこの所調べますのでご協力なさって下さい」

「調べる?私のそのう何を調べるのですか?」

「はい、相性です」

言われるままに特別治療室に二人は入った。