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CROSS 第3話 『反逆者との交戦』

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 少佐が、沈んだ気持ちでブリッジに入ってきた。少佐と椿
は顔を合わせようとはしなかった。そのことを、ガリアとウ
ィルは二人とも不思議そうな顔で見ていた。ブリッジに気ま
ずい空気が流れ始めていたが、
「少佐、本艦の応急修理が終わり、いつでも発進できますが
 ……?」
少佐のすぐ横にヘーゲルが来て言った。少佐は、一間隔開け
て、
「……わかった。 ガリア、我々の司令部に向けて発進せよ」
「……はい、少佐」
ガリアが珍しく静かな声で言った。



 応急修理を終えた特務艦は、少佐たちを乗せて静かに発進した……。



   【 第3話 終わり 】

       つづく