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CROSS 第3話 『反逆者との交戦』

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第1章 のどかなブリッジ



   第3話『反逆者との交戦』

【時間軸】 … 異次元歴42733年  9月19日
【場所】 … 司令部基地への道中にある特務艦



 特務艦『CROSS』は最高ワープ速度から標準速度に落とし
て航行していた。ワープエネルギーを節約するためである。
ゆっくりだが、優雅に異次元空間を航行していた。

 ブリッジには、山口少佐や佐世保中尉やガリア少尉とウィ
ル少尉、ついでにIとかがいた。椿少尉とヘーゲル大尉は
非番で、自分の部屋で休息を取っている。
 しかし、今のブリッジの様子はなんだかおかしかった。
なぜなら、ブリッジにいる無名の隊員のたちが、あきれた目
つきで見ており、その視線の先には、山口少佐たちが
TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)を
勤務中に堂々としていたのであった。堂々としているのは、
怖い椿少尉が、自室で休んでいるからなのであった。
多面体のダイスの音やうるさい声が飛び交っていた。 
ブリッジの無名隊員たちは、無言で仕事を続けた。

「しかし、椿がいないと静かだなw」
「今いたら、ダイスを粉々にされますよw」
「そして、ぼこられるなw ハハハ!」

   バキッ!!