「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第三話
気持ちと身体が付いてこない年齢になると、焦りだすものだ。若いと考えている自分が居るのと同時に、先の不安も存在するようだ。
「次の方、お入りください」
里紗の呼びかけに男性が入室した。
「それではお名前と年齢から聞かせてください」
鉄男はカルテにペンを走らせるようにしていた。
「はい、内藤と言います。年齢は60歳になりました」
「では、内藤さん、どのようなご相談でしょうか?」
「実は妻とはもう5~6年関係が無く、自分の性欲はAVを見ながらひとりで済ませていました。最近ある機会で知り合った女性と、そのう、仲良くしたのですが、上手く出来なかったんです。自分でするときは勃起するし、射精もします。彼女とはそうならないんです。なんか自信無くしてしまって・・・」
「それは悩みますね。何が原因なのか思い当たる節はありますか?」
「悪いですが、AV女優のような美女ではありません。そのことが原因なのでしょうか?」
「それもあるでしょうけど、彼女さんに口でしてもらっても大きくならないのでしたか?」
「ええ、そうなんです。週に一、二度は自分で出していましたので、彼女が出来てずっと我慢してきたのにこのざまでした」
「精神的なものですね。身体は十分能力が備わっていると思います。男性にとっての性欲は射精することで満足が得られます。そのための条件は二つです。一つは視覚的に興奮出来ること、一つは性器への刺激です」
「はい、解るような気がします。私はAVのせいで目からの刺激に慣れてしまったのでしょうか?」
「それもあるのかも知れませんね。一度試してみましょう。里紗くんは若すぎるから・・・志津くん、お相手頼みましたよ」
呼ばれて志津は内藤と特別室へ入っていった。
「志津さん、ここは?病院と聞いてきたのですがホテルのようですね」
「はい、愛の治療ルームですよ。初めまして、内藤さん。志津と言います。52歳なんですよ、お好みじゃないと思いますけど、仲良くしてくださいね」
「ええ?本当ですか?宝塚の女優さんみたいに感じていたのでもっとお若いのかと」
「嬉しいですわ。内藤さんって若い頃はモテたのでしょう?とっても素敵でいらっしゃるから」
「いいえ、そんなことはありません。志津さんこそ、ご主人が羨ましいです」
「夫はいませんのよ。募集中なんです、ハハハ~」
「そうなんですか、残念です結婚してて・・・」
「奥様とは長くエッチが無いんですってね?」
「次の方、お入りください」
里紗の呼びかけに男性が入室した。
「それではお名前と年齢から聞かせてください」
鉄男はカルテにペンを走らせるようにしていた。
「はい、内藤と言います。年齢は60歳になりました」
「では、内藤さん、どのようなご相談でしょうか?」
「実は妻とはもう5~6年関係が無く、自分の性欲はAVを見ながらひとりで済ませていました。最近ある機会で知り合った女性と、そのう、仲良くしたのですが、上手く出来なかったんです。自分でするときは勃起するし、射精もします。彼女とはそうならないんです。なんか自信無くしてしまって・・・」
「それは悩みますね。何が原因なのか思い当たる節はありますか?」
「悪いですが、AV女優のような美女ではありません。そのことが原因なのでしょうか?」
「それもあるでしょうけど、彼女さんに口でしてもらっても大きくならないのでしたか?」
「ええ、そうなんです。週に一、二度は自分で出していましたので、彼女が出来てずっと我慢してきたのにこのざまでした」
「精神的なものですね。身体は十分能力が備わっていると思います。男性にとっての性欲は射精することで満足が得られます。そのための条件は二つです。一つは視覚的に興奮出来ること、一つは性器への刺激です」
「はい、解るような気がします。私はAVのせいで目からの刺激に慣れてしまったのでしょうか?」
「それもあるのかも知れませんね。一度試してみましょう。里紗くんは若すぎるから・・・志津くん、お相手頼みましたよ」
呼ばれて志津は内藤と特別室へ入っていった。
「志津さん、ここは?病院と聞いてきたのですがホテルのようですね」
「はい、愛の治療ルームですよ。初めまして、内藤さん。志津と言います。52歳なんですよ、お好みじゃないと思いますけど、仲良くしてくださいね」
「ええ?本当ですか?宝塚の女優さんみたいに感じていたのでもっとお若いのかと」
「嬉しいですわ。内藤さんって若い頃はモテたのでしょう?とっても素敵でいらっしゃるから」
「いいえ、そんなことはありません。志津さんこそ、ご主人が羨ましいです」
「夫はいませんのよ。募集中なんです、ハハハ~」
「そうなんですか、残念です結婚してて・・・」
「奥様とは長くエッチが無いんですってね?」
作品名:「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第三話 作家名:てっしゅう