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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「優しさの行方」 最終話

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「ううん、そうじゃないよ。友幸は男前だし、一流大学だし。それに女性に優しいから好きになったんだよ」

「学校は関係ないと思うけど、優しいって言ってくれるのは嬉しいよ。母さんのことが好きなちょっとマザコンだけど構わない?」

「ええ?マザコン?そうは見えないけど、男の人は結構そうだよね。母親を大切にする気持ちは女性を大切にすることにつながるから良いことだよ。でも過ってお母さんと・・・それは無いよね」

「ハハハ~そんなことあり得ないよ。アダルトビデオじゃあるまいし」

「そんな物見てるの?友幸は?」

「だって、彼女いなかったんだよ。当たり前じゃん」

「自分で出してたの?」

「ああ、そうだね。なんか恥ずかしいけど。女の子は自分でしないの?」

「何を?ああ、指でね・・・ちょっとだけならしたことあるよ。でも大人になったらしなくなった」

「小学生の頃、興味半分でしたの?」

「まさか!高校ぐらいだったかな・・・そんな話もういいよ。ねえ?もう一度して」

「ええ?満足できなかったの?」

「そうじゃないけど、体がまだ燃えてるの」

「先が・・・思いやられるよ」

「何か言った?」

「いいや、何も」

友幸は女性に対する考え方を改めざるを得なくなっていた。
好きなのは男であって、女性は控えめなのだと思って来たことをだ。
母も若い時はこんな女性だったのだろうか・・・今独り身が辛いと感じているのだろうか。

なんだか淫靡な世界がこれから広がってゆくような予感がするのは、災い遭って己を知るとなったのだろう。

「優しさの行方」 終わり。