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てっしゅう
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「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第二話

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若い女性が母親と思われる女性と一緒に訪ねてきた。純粋な乙女の心にはセックスの意味も違って見えているのだろうか。

「お次の方中へお入りください」
早奈枝の言葉に促されて二人の女性が入ってきた。

「失礼ですがどちらのご相談でしょうか?」
鉄男はそう尋ねた。

「はい、私です」
そう返事したのは若い女性の方だった。

「では、最初にお名前と年齢を教えてください」

「杏と言います。17歳の高校二年生です」

「アンさん、ご一緒されているのはお母さまですか?」

「いいえ、おばです。母は亡くなっています」

「そうでしたか。失礼しました。では、どのようなご相談でしょうか?」

「父親のことなんです。最近女の人が家に来るようになって・・・そのう、どういうつもりなのか話してくれないので嫌なんです」

「お家にはお父様とあなたと二人ですか?」

「はい、そうです。」

「女の人はずっと家にいるのですか?」

「いいえ、私が学校から帰ってくると帰ってゆきます」

「お父様もその時は居るのですね?」

「はい。父は自営業なので時間は自由なんです。私が遅刻しそうなときは学校まで送ってくれますし」

「なるほど。あなたに気を遣って女性を帰らせるのですね。お父様にどういう人か聞いてみましたか?」

「もちろんです。でも、友達だから心配するなとしか言いません。友達って本当でしょうか?」

「本当ではないとしたら、どう感じますか?」

「本当じゃないって・・・愛人とかですか?」

「正しい言い方ではありませんが、彼女だとしたらどう思いますか?」

「彼女?お母さんはまだ亡くなって二年なんですよ。そんなことして欲しくないです。かわいそうです」

「杏さんは純粋ですね。変なこと聞きますが彼は居ますか?」

「えっ?彼・・・一応いますけど、それがどうかしましたか?」

「彼はあなたのことが好きだと思いますか?」

「はい、そう言ってくれますから」

「あなたは彼が好きですか?」

「好きになりかけているという感じです」

「では、彼からキスを求められたらどうしますか?」

「ええ~それは・・・ちょっとだけなら」