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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟」 最終回

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「問題は心だよ。患者さんの気持ちにどれだけ親身になれるかだと思うけど。男性にしか出来ないこともあるしね。大きさじゃないと思うけどなあ~」

「真面目な話、結婚とか離婚とか人生経験が豊富な人がいいですよね。年齢的には40代ぐらいでしょうか。50代だとちょっと元気なくなりますよね、先生?」

「早奈枝くん、そうだね。人生経験がたくさんあって、我々の趣旨を理解できる人がいいね。イケメンならなおよろしい」

「イケメンね。先生、男性は女性と違って顔は関係ないと思いますが、必要ですか?」

「越したことは無いね。慌てなくていいから探してみよう」

「はい、三人で心当たりを探しますね。話は終わりましたね。後はゆっくりとしましょう」

早奈枝は志津と里紗に耳打ちした。
前の時と同じだ。

「ねえ、先生を誘ってものって来なさそうだから、私たち三人で楽しみましょうか?里紗さん、アレ持ってきた?」

「はい、もちろんです」

「さすがね。じゃあそれで楽しみましょう。きっと先生、私たちの感じているところを見たら我慢できなくなると思うわ。それとなく私が誘惑するから任せておいて」

「早奈枝さんだけ楽しむの?」

「ううん、先生の状態次第だけど、順番ね」

鉄男はもちろん話を聞いてはいないが、何を話しているのかぐらいは想像できた。
そしてその問題の夜がやってきた。

示し合わせていたように三人は里紗の持ってきたオモチャで感じ始めていた。
鉄男は知らんぷりをしていたが、しばらくして早奈枝の手が股間に伸びてきた。

「早奈枝くん、ダメだと言っているだろう。キミたちが何をしていようとも構わないけど、寝かせてくれ」

「もう、先生、いじわる」

里紗も志津も少し興ざめしてやがて就寝した。
年が明けて、新しく男性の看護師候補たちが面接にやってきた。
にやにやしながら今日は誰が相手するのか話し合って好みのタイプだと進んで申し出ていた。

里紗、志津、早奈枝と三人を相手に引けを取らなかった50代の元AV男優経験者が最終に残った。

「よく頑張りましたね。大したものです。今後は精神面を鍛えて患者さんの治療に尽力して戴けますか?」

鉄男の依頼にその男性は自分を生かしたいと二つ返事をした。
新しい恋愛病院の治療が始まる。

次回「恋愛病院パート2」にご期待を。