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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「優しさの行方」 第四話

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信じろと言う方が無理な状況で友幸は目の前の裸の女性をどうするのか迷い出した。
たまきは泣き出していた。それははっきりと聞こえる嗚咽で解った。
関心を誘い出そうとしているのか、本心なのかは分からなかった。しかし、たまきの純真な態度が恐怖心を取り除いて自分の心を素直な気持ちにさせていた。

「たまきちゃんのことは夢の中だったけど好きだった。現実にこうして会えるとは思わなかったから動揺している。それにこんな大人だという事もどうしていいのか解らなくなっていた」

「明日もまた来るからその時は思うようにして。今日はこのまま抱き合っているだけでいいから」

そう言うとたまきはしがみついてきた。恐る恐るその身体を抱きしめて人間であることを確認するように抱きしめた。
直ぐにたまきは唇を重ねてきた。その温かくて柔らかな感触は下半身を大きくさせて行く。

それに気付いたのであろうか、少し赤い顔になって、たまきは小声で「いいよ」と囁いた。
自分の指がそこに触れると生温かい粘り気のある入り口がはっきりと解った。
たまきは「あっ」と声を出していた。
もう我慢出来ないぐらい硬直した自分自身をどうするか迷っていると、たまきの指がそれを優しく握ってきた。

「友幸さん、やっぱり今日はゆっくり出来ないから、たまきが手で出してあげる。これぐらいのことは何も知らないわけじゃないから解るの」

「たまきちゃん、なんかすぐに出そう・・・」

「うん、我慢しなくていいよ」

何という柔らかな指先だろう。一番感じるところを上手に擦られてもう我慢の限界が来ていた。
顔にかかったと思うぐらい勢いよく飛び出したものを、たまきは舌で舐めるとそのまま飲み込んでいた。

「大好きな友幸さんの出したもの、勿体ないから戴いちゃった。変に感じる?こんなことするだなんて?」

「いや、変とは思わないけど、ボクも経験が無いから聞かれても困る」

「私がもしあそこからお汁出したら、友幸さんも舐めてくれる?」

「ええ?そんなもの出るの?うそ?」

「わかんないけど、そんな予感がする。たまき感じやすいって思うから・・・」

「そう。女性のことは解らないよ。でもそうして欲しいならそうする」

「ほんと!嬉しい。明日が楽しみ。たまきやっと女になれそう」

それは本心なんだろうか?それとも実は経験豊富な女に騙されているのではないのだろうか?そんな風にも読み取れるたまきのしぐさであった。
たまきは夢の中ではなく現実に現れて、それも二十歳の妖艶な女性として友幸の相手をした。