「恋愛病院 不倫病棟」 第四十回
「恋愛はテクニックではありません。山田さんが一生懸命愛してあげることで彼女は喜ぶと思います」
「セックスが・・・下手でもですか?」
「そんなこと心配しているのですか?まだその前の段階ですよ」
「はい、そうですね。そっちの方も全く自身が無いので彼女に嫌われはしないかと」
「童貞でいるより経験していた方が役には立ちますね。それは言えるので、今日の治療で男になって帰ってください。ご不満でしょうがここに居る早奈枝看護師がお相手します」
早奈枝は鉄男の顔をみて怖い顔をした。
「先生、ご不満でしょうが、は無いですよ。確かに山田さんの母親と同じ年齢でしょうけど、今日は里紗さんが休んでるから仕方ないでしょ!」
山田はその会話がおかしかったのか大笑いした。
「まあ、山田さんまで失礼ね」
「いえ、そう言うわけではないです。ごめんなさい」
「いいえ、許しませんよ。私をイカせてくれないと帰しません」
「えっ?そんなことするんですか?」
「もちろんよ。治療行為ですからね。こちらにいらして」
特別室に入って早奈枝は山田と向き合って座った。
「自分がこうしたいと思っているようにしてみて」
山田はそう言われて服を脱ぎ、早奈枝の下着に手をかけた。
「まずは抱きしめてキスからするのよ」
「はい」
ぎこちないキスをしておっぱいをぎゅっとつかんできた。
「ダメよ。優しくなでるようにして」
「はい」
ショーツの中に手を入れた。
「まだ早いの。そこは焦らすようにした後で触るの」
「はい」
山田の男性に軽く触れた早奈枝のやわらかい右指がゆっくりと裏側を撫でると、粘り気のある汁が出てきた。
「まあ、もうイキそうなの?」
「はい」
「仕方ないわね」
この後入れることなく早奈枝の指だけで勢いよく放出した。そして初めからやり直し。二度目は挿入したがすぐに終了。三度目が来て山田は少し慣れていた様子だった。
「自信を持って出来た彼女さんと仲良くしてね。焦ってはダメ。優しく丁寧にゆっくりとよ」
「はい、解りました。ありがとうございます」
早奈枝は息子を送り出すような気持ちでなんだかうれしかった。
作品名:「恋愛病院 不倫病棟」 第四十回 作家名:てっしゅう