「恋愛病院 不倫病棟」 第四十回
若者の悩みは尽きない。自分もそんな若い頃があったのだと病院のスタッフが真剣に相談に答える。
「お次の方お入りください」
早奈枝に呼ばれて若い男性が入ってきた。
「初めにお名前と年齢教えてください」
「はい、山田と言います。年齢は二十歳です」
「お若いですね。ではどのようなご相談ですか?」
「ずっと女の子に振られっぱなしで自信を無くしています。こんな外見ですからモテないと自分では諦めていますが、何とか仲良くする彼女が欲しいと相談に来ました」
「男は外見ではないと思いますが、今は学生さんですか?」
「はい、専門の二年生です」
「これまで女性とお付き合いした経験はありましたか?」
「高校二年の時に部活の女子と友達ぐらいでは会ったりして、映画とかは行ったことがありますけど、その程度です」
「告白してもフラれてしまうという事ですね?」
「はい、友達でいたいと言われます。先生、同級生でカッコいいやつは次々と彼女替えて楽しんでいます。羨ましく思いますが、絶対に見た目で選ばれていると思います。違いますか?」
「山田さんは彼女にしたい女性を選ぶ時に何で選んでいますか?」
「えっ?ボクですか?可愛い子が嬉しいですが、ボクのことを好きになってくれるならこだわってなんかいませんけど」
「誰でもいいと?」
「そういうわけではありませんが、優しい子が好きです」
「なら、あなたもご自分の優しさに惚れてくれる女性を見つけるといいですね。まずは自分を磨くことが大切です」
「そうですか。自分を磨くとはオシャレするとかでしょうか?」
「それも大切です。清潔にする、笑顔で過ごす、細かいことに気を遣える、人の気持ちになって考える、自分の思いを押し付けない、嫌がることを言わないしない、などたくさんありますよ」
「たくさんありますね。それが彼女を作ることに関係するのでしょうか?友達なんかモテているけど身勝手でいい加減な奴ですけど」
「そういう人にはそういう女性が仲良くしています。山田さんが自分を磨けばみんなに自慢できる素敵な彼女が現れると思いますよ」
「本当でしょうか?そんな彼女が見つかるのでしょうか?信じられませんけど」
「女性と言うのは実によく見ています。まあ、一目惚れと言うのもありますが、この人は良い人だと思えたら外見にはこだわらずにお付き合いすると私は考えていますけど」
「なるほど。言われていることが少しわかってきました。でも彼女が出来ても離さないように捉まえて置く自信がありません。それはどうしたらよいのでしょう?」
「お次の方お入りください」
早奈枝に呼ばれて若い男性が入ってきた。
「初めにお名前と年齢教えてください」
「はい、山田と言います。年齢は二十歳です」
「お若いですね。ではどのようなご相談ですか?」
「ずっと女の子に振られっぱなしで自信を無くしています。こんな外見ですからモテないと自分では諦めていますが、何とか仲良くする彼女が欲しいと相談に来ました」
「男は外見ではないと思いますが、今は学生さんですか?」
「はい、専門の二年生です」
「これまで女性とお付き合いした経験はありましたか?」
「高校二年の時に部活の女子と友達ぐらいでは会ったりして、映画とかは行ったことがありますけど、その程度です」
「告白してもフラれてしまうという事ですね?」
「はい、友達でいたいと言われます。先生、同級生でカッコいいやつは次々と彼女替えて楽しんでいます。羨ましく思いますが、絶対に見た目で選ばれていると思います。違いますか?」
「山田さんは彼女にしたい女性を選ぶ時に何で選んでいますか?」
「えっ?ボクですか?可愛い子が嬉しいですが、ボクのことを好きになってくれるならこだわってなんかいませんけど」
「誰でもいいと?」
「そういうわけではありませんが、優しい子が好きです」
「なら、あなたもご自分の優しさに惚れてくれる女性を見つけるといいですね。まずは自分を磨くことが大切です」
「そうですか。自分を磨くとはオシャレするとかでしょうか?」
「それも大切です。清潔にする、笑顔で過ごす、細かいことに気を遣える、人の気持ちになって考える、自分の思いを押し付けない、嫌がることを言わないしない、などたくさんありますよ」
「たくさんありますね。それが彼女を作ることに関係するのでしょうか?友達なんかモテているけど身勝手でいい加減な奴ですけど」
「そういう人にはそういう女性が仲良くしています。山田さんが自分を磨けばみんなに自慢できる素敵な彼女が現れると思いますよ」
「本当でしょうか?そんな彼女が見つかるのでしょうか?信じられませんけど」
「女性と言うのは実によく見ています。まあ、一目惚れと言うのもありますが、この人は良い人だと思えたら外見にはこだわらずにお付き合いすると私は考えていますけど」
「なるほど。言われていることが少しわかってきました。でも彼女が出来ても離さないように捉まえて置く自信がありません。それはどうしたらよいのでしょう?」
作品名:「恋愛病院 不倫病棟」 第四十回 作家名:てっしゅう