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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟」 第三十九回

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「では、ここに居る里紗が診察をしますので、別室に移動してください」

「えっ?看護師さんが何を?」

「あなたのセックスの診断です」

言われたとおりに植田は里紗について特別室に入り向かい合って座った。

「里紗と言います。よろしくお願いします」

「あっ、はい。植田です。よろしくお願いします」

「失礼ですが、彼女さんはどんなタイプの女性ですか?」

「体型は少しぽっちゃりですが、顔は美人なほうだと思います。里紗さんほどではないですが」

「私は可愛いとか言ってもらえると嬉しくて抱かれたいって思っちゃいます。女は褒められると嬉しいんです」

「はい、そうですか。里紗さんは可愛いですよ」

「ほんと?じゃあ抱いてくれる?」

「これって診察ですよね?マジ?ですか?」

「診察ですが、これからは治療です。植田さんが思うようになさってくれれば、里紗は嬉しいです」

「浮気じゃないから・・・構わないですよね?」

「もちろん!病院ですから、ここは」

里紗にそう言われて植田は抱き付いた。
里紗は植田に好きだとそして可愛いと言い続けて欲しいと頼んだ。そうすれば耳から強く感じて濡れると話した。

植田は時々耳元で「好きだよ」「可愛い」と言うようにした。
里紗の体はそのたびに感度が増してゆく。挿入された男性自身の大きさよりも、耳元で囁かれる甘い言葉の方が身体の芯に突き刺さる。

「里紗さん!ダメです・・・」

ほどなく植田は果てた。装着したゴムにすべてを吐き出していた。

「植田さん、里紗はとても感じてしまいました。彼女さんにも同じようにしてあげてくださいね」

「はい、そうします。そうか、ボクは自分だけ満足していたんだと知らされましたよ。これからは時間をかけて、言葉でも感じさせてあげるようにします」

里紗はその言葉に笑顔で答えた。
やはり、あの黒いものより本物が良いと感じていた。