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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟」 第三十五回

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バレ無いようにしていてもひょんなことで見つかることがあるのが浮気だ。見つかってはいけない人に見られて苦しむことになる。

「お次の方お入りください」

里紗の案内で若い男性が入ってきた。

「ではお名前と年齢を言ってください」

「はい、勇人と言います。高校二年生です」

「はやとくん、高校生ですか?どのような悩みですか?」

「母が・・・そのう浮気をしているらしいのです」

「お母さんが浮気をしている?確かめたのですか?」

「いえ、母には言ってません。見てしまったんです、学校帰りに」

「なるほど。男の人と仲良くしていたところをですか?」

「そうではありませんが、家の近くのコンビニの駐車場で男の人の車から降りてきて、手を振って見送っていたんです」

「どうしてそこに君が居たの?」

「体調が悪くて学校を早引きして通りかかったんです。家のそばでしたから、いつもコンビニの前が通学路なんです」

「お母さんはキミが学校に行っていると思ってそこまで送ってもらってきたんだね。ご近所の目もあるからそういう関係の人だとは思えないけど一度聞いて見たらどう?」

「どういう風に聞くんですか?」

「正直に学校帰りに見たと言えばいいよ。誰なの?って聞けばいいよ」

「はい、悩んでいるよりはそのほうが良いですよね。今日帰ったら聞いてみます」

勇人はそう言って病院を後にした。

「先生、勇人君もしお母さんが浮気していると確認したらどうなるでしょうね?」

「息子には本当のことは言わないだろう。ごまかして安心させると思うけどなあ~」

「勇人君の気持ちを思うと何だか辛いですね」

「お母さんのことが好きだから気になるんだろうなあ~」

「ええ、男の子はお母さんですものね」

しばらくして40代の女性が来院した。
それは勇人の母親だった。