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てっしゅう
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「恋愛病院 不倫病棟」 第二十七回

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不倫病棟に入院してきた若者が居た。母親への性的依存症と診断されて、父親が耐えかねて入院させたのだ。
彼は進藤くんと言い19歳。こんな年で母親に性的に甘えるなど普通は考えられない。
子供の時からの体験がずっと尾を引いているのだろう。

早奈枝が担当することになった。

進藤は母と似た年齢の早奈枝に親近感を覚えた。病室へ検診に来てくれる時間を特に楽しみにしていた。

「おはよう、進藤くん。今日は鉄男先生から頼まれてあなたのことをいろいろと聞きたいの。正直に答えてね。他の人に聞かれるのが嫌だったら、ナースセンターで聞いてもいいよ。どうする?」

「はい、ナースセンターに行きます」

ナースセンターには時折里紗が愉しんでいる小部屋がある。仮眠室なのだが、例のお楽しみ道具が並べられていた。

「まあ、里紗ったら放置して、仕方のない子ね。ごめんなさいね進藤くん、変な物見せて」

「あっ、はい。これって里紗さんの持ち物なんですか?」

「一応は病院の医療器具扱いなの。里紗が拝借しているだけ」

「医療器具?女性にに使うという事ですか?」

「そうね。あまり使わないけど。それはいいとして、ここに座ってちょうだい」

進藤は言われるままに椅子に腰かけた。
周りをきょろきょろしながら前に座っている早奈枝の胸とか短めの制服のスカートから出ている白い足を眺めていた。

「先生に話せない事でも私には話してね。進藤くんはお母さんのことが好きなの?女性として」

「優しいから大好き。早奈枝さんもお母さんみたいに感じる」

「あら、本当なら嬉しいわ。でもお母さんだから女じゃないよね?私に女を感じてくれるのは歓迎だけどお母さんは女として見られるのは嫌だと思うよ」

「女としてなんか見てないよ。母さんだから甘えてるだけ」

「でも、おっぱい触ったりするんでしょ?19歳なのに、変って思っちゃうわ」

「小さい頃からそうしてきたから別にって思うだけ」

「お母さんは進藤くんがちゃんとした大人になってくれないと悲しむよ」

「ちゃんとした大人になっているよ。お母さんを大切にしてる」