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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟」 第二十五回

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「人のセックスを笑うな」と言うタイトルの映画があったように、10組いればそれぞれ楽しみ方は異なるように思う。
共に満足できることが素晴らしいが、そうは行かないのが現状である。

夫婦の楽しみ方が違うことで相談にやってきた明美は40代後半のぽっちゃりとした美人であった。

「ご相談は何でしょう?」

鉄男はちょっと好みのタイプなのでスカートから出た素足をちらっと見ながら尋ねた。

「はい、先生。主人のことなんですが、この頃変な事を言うようになりまして困っています」

「変な事?認知症だと思われるのですか?」

「いえ、違います。そのう、夜のことなんです」

「セックスであなたが嫌がるようなことを要求するという事でしょうか?」

「そうです。とても恥ずかしくて言えないのですが、言わないといけませんよね?」

「仰って頂けないとお答えできませんからね。ここに居る看護師に話すほうが言い易いようでしたら代わりますけど」

「お願い出来ますか?」

早奈枝は明美を別室へ案内した。

「どのようなことでお悩みなの?」

「そのう、主人が私の後ろの方に入れたいと言うんです」

「あら、いつもの所では満足できないのかしらね。どうしてそうしたいのか聞いていますか?」

「なんでも最近観たAVで興味が沸いたとかみたいです。私は普通でもそれほど積極的ではないのでそんなことされるのなら別居したい気持ちです」

「明美さんにとってそれはご主人が考えるより深刻な問題なのですね。衛生面から言いますとあまりよくはないですね。本来は排せつするための場所としての機能しか備えていませんからね。確かに演技ではあるのでしょうけど、後ろに挿入されて感じるシーンはAVでよく見られますね」

「女性は感じるわけがないと思うのですが、男性は前と同じように感じるのでしょうか?それともそのような行為で征服感のようなものを感じたいのでしょうか?」

「私は経験があるのでお話すると、それ自体で膣より感じるという事は無かったですね。殿方に満足を与えるという意味で許した行為でしたから、十分にゼリーなどで潤してから挿入しないと痛いです。直腸を傷つけると厄介ですからその点は注意が必要ですね」

「あのう、絶対にしたくないのでその注意は要らないと思うのですが」