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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟」 第二十三回

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「ボクは恥ずかしいのでやめてください」

「何言ってるの。恥ずかしいっていうのは私を裸にしておいて何もしないという事の方よ。こうして肌を寄せ合っていることが気持ちが和むっていうか癒されることなの。
直ぐに挿入してって思っている訳じゃないのよ、女はみんなね」

「はい、でもボクのおちんちんは形が変なので笑わないで下さい」

早奈枝が見た長坂のそれは確かに大きさも小さいが、先が細く子供のようであった。

「長坂くん、私の裸はどう?」

「すごいです」

「どこが?」

「肌も綺麗だし、おっぱいも大きいし」

「そう、嬉しいわ。でも私にはこの親がくれた男性にとって魅力的に感じてもらえる身体よりね自慢できることがあるの。解る?」

「あそこですか?」

「バカ!それは場所でしょ。確かに自信はあるけどね。長坂くんが回復出来たら嬉しくて気持ちよくしてあげるよ。でもそうじゃないの」

「身体じゃないっていう事ですか?」

「うん、そうよ。私は自分を好きになってくれる人に尽くしたいって思うの。身体を満足させてくれる男性を好きになるんじゃなく、私を心から愛してくれる気持ちに応えたいの。長坂くんも好きになった女性の事を幸せにすると誓えばきっと思いが通じて仲良く出来るわよ。
女はそういう生き物なの」

「ぼくが好きになって大切にすると言えばEDでも結婚してくれるという事ですか?まさか?」

「EDはダメね。結婚は子供を作るという事が前提だからね。気持ちが前向きになればあなたは回復出来ると信じてるの。だから私を彼女だと思って好きになってみて。こんな年上じゃ無理?」

「そんなことないです。ぼくなんかが好きになってもいいのですか?」

「長坂くんは素敵よ。あそこの事なんか全然気にしないで私の身体触ってみて。大切なところ指で・・・ね?」

「は、はい。早奈枝さん・・・」

長坂は恐る恐る開かれた股間にある花園に指を伸ばした。湿り気のある生温かい部分に初めて見る強い刺激で心臓は鼓動を激しくしていた。
早奈枝の伸ばされた手は少し膨らみかけていた長坂自身をより大きく変化させてゆく。

「長坂くん、ほら言ったとおりでしょ。大きくなっている」

「早奈枝さん、嬉しいです」

泣きそうになっている目を見つめて、早奈枝は感動で起き上がって背中を強く抱きしめた。

「もう大丈夫よ。中に来たい?なら着けないと」

「先生に怒られますよね、そんなことしたら」

「大丈夫よ。でも初めての経験が私じゃいやでしょ、違う?」

「そんなことは無いですけど、早奈枝さんは大切な人だからここまでにしておきます。本当に感激でした」

治療は終わった。
ちょっと物足りなさを体に残しながら服を着てナースセンターへと戻って行く後姿を、長坂はじっと見ていた。