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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟」 第十九回

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「そうね、結婚したから引退しないといけないと考えたの。子供が出来てお母さん仕事何してるの?って聞かれたら困るでしょ、学校なんかで噂になっちゃうしね」

「それで恋愛病院なのですね」

「そういうこと。じゃあ今度は佳代さんの事聞かせて」

「はい、気持ちが楽になりました。彼は私を十分に前戯で濡らしてくれてから入れるのですが、半分以上は無理なんです。痛くて」

「そう、じゃあ半分でいいんじゃないの?男性の感じる部分はカバーできているから、発射出来ると思うけど、どう?」

「ええ、そうなんですけど、私が満足できなくて。彼は外に出して終わるのですが、危険ですよねそれって?」

「大きいサイズのスキンがあるからそれを使ってもらいましょう。帰りに差し上げるわ。それよりあなたの満足よね。指とか口でイカせてもらうのは嫌?」

「指でですか?彼にそれを頼むという事ですよね?」

「ええそうよ。自分が終わったら佳代さんがイケるまで指でしてもらうの。それぐらいはしないと続けられないわよね。子供さんは欲しいんですよね?少し危険な年齢だけど何とか産んでほしいわ」

「子供はいいです。考えていませんから。それは彼も承知です」

「だったらセックスを楽しまなきゃね。彼に私が指導するから、ここに来るように言ってくれない?あなたに教えるより手っ取り早いから」

「彼とそのうセックスを早奈枝さんがするという事ですよね?もしかして」

「治療よ。ここでは男性患者さんには体で指導してるの。人生を楽しむためにテクニックと精神面を鍛えてあげたいの」

「私より早奈枝さんの方が気持ちいいとなっちゃって逆効果という事は無いのでしょうか?」

「皆さん心配されるけど大丈夫よ。心の部分の重要性をしっかりとお話しするから」

「どうしてこんなめぐり合わせになったのかしらって思います。普通で構わないのに」

「あなたが望んだことでは無いのですからそんなふうに感じなくても良いと思いますよ。世の中には早漏や短小で満足できないと嘆いている女性も居ます。彼とのことは時間を経れば慣れてくるのかも知れません。女性は広がってきますからね。他の男性とするとゆるく感じられるかも知れないけど、それはまたその時ですね」

「ほかの男性?それはあり得ないです。結婚したら一生彼と暮らしたいと思いますので」

「そう、好きになっているのね。私が指導することは辞めておきましょう。焦らずに受け入れられるまでお互いに努力してください」

早奈枝は困ったらまた訪ねて来てと佳代に約束のものを渡した。