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てっしゅう
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「恋愛病院 不倫病棟」 第十八回

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「お次の方、中へお入りください」

早奈枝に呼ばれて男性が入ってきた。

「お名前と年齢教えてください」

「はい、修一郎といいます。歳は50歳です」

「では、ご相談されたいことは何ですか?」

「実は彼女のことで悩んでいます。二年ほど前からネットを通じて知り合った女性と交際しています」

「SNSですか?実際にお付き合いをされているという事ですね?」

「そうです。何度も会っています」

「奥様はいらっしゃるのですか?お相手にもご主人が居られるのでしょうか?」

「私は別居中で近日離婚が成立しそうなんです。相手は今のところ離婚までは考えてないようです」

「ではこの先あなたと彼女さんとではちょっと環境が変わりますね。そのことが問題になっているのですか?」

「そうです。私は今の彼女と再婚したいとは考えておりません。妻とは彼女と付き合う以前から離婚の話をしてきていました」

「そうでしたか。彼女さんとあなたの思いの違いが現れたという事ですか?」

「はい、彼女は以前に子供のことで旦那がノイローゼになりそのせいで別々に暮らしていた両親と同居するようになりました。そのストレス発散のために職場でパソコンから共通のSNSを通じて知り合いました。
私と違っていつも家庭内の不満を会っているときにぶつけて解消しています」

「それが重たくなってきたのですね?」

「それもありますが、私の離婚が成立すると話したら、私も離婚したら一緒に暮らせるの?と言いますので、出来ないのにそういうことを言うなと怒りました。彼女は付き合った当初にどんなに好きになっても今の暮らしを捨てることは出来ない、と宣言していました」

「それは、修一郎さんが離婚するとは思っていなかったからではないのでしょうか?大好きなあなたと結婚出来るかも知れないと考えて口からその言葉が出たのだとは思われませんか?」

「そうなのでしょうか。よくわかりませんが、どちらにせよ再婚する意思が無いのでこの先どうしようかと考えています。出来れば彼女は年上ですが美人だし、身体の相性もいいので別れたくないのですが、精神的に不安定な気持ちを抱かせるのはお互いに良くないと思ってしまいます」