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藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
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灰と真珠

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 15分ほど体を休めたあと、男は歩き始めました。どういうわけか、そのときは何も考えず、ただただ石の階段を上っていきました。しばらく歩くと、男は、鐘楼の鐘に近い位置まで歩いてきました。彼がこの階段を歩き始めたときよりも、周りは明るくなっていました。

 すると、またまた灰色の鐘がゴーン、と一度鳴りました。鐘の音がより大きく聞こえたので、男は思わず耳をふさぎました。鐘がよく見える位置まで歩くと、鐘突き人がいないことがわかりました。いままでこの鐘は、ひとりでに鳴っていたのです。男は不思議そうな顔をして、首を傾けました。そして灰色の鐘をまじまじと見ると、彼は何を思ったのか、階段を駆け上がりました。鐘の音を聞いたときよりも、周りは明るくなっていました。
作品名:灰と真珠 作家名:藍城 舞美