「恋愛病院 不倫病棟」 第六回
「次の方、お入りください」
里紗の声で呼ばれた患者が診察室に入って来て、鉄男の前に座った。
「お名前と年齢を言ってください」
「はい、雄次と言います。55歳です」
「どうされましたか?」
「ええ、先生、この頃妻と上手く出来なくて悩んでいます」
「EDですか?」
「いや、そうではないと思います。つまり、妻とでは元気が出ないといいますか、したいと思わないといいますか、萎えるんです」
「奥様はどう感じてらっしゃるのですか?」
「妻は若い頃から盛んで、ボクたちは一週間を空けずにしていました。年齢のせいでしょうかこの頃妻の中は気持ちよく感じなくて・・・わがままなんでしょうが、若い女性とやってみたいと考えるようになりました」
「そうですか。問題は奥様の方にあるかも知れませんので、お帰りになられたら奥様にこちらへ来ていただけるようにお話しください。それから早まって浮気などされてはいけませんよ。私共にお任せください」
「先生に妻を任せて何をされるというのでしょうか?」
「雄次さんが満足できる身体づくりを入院して行います。ご安心ください」
「そうでしたか。解りました」
一週間ほどして雄次の妻、美智子がやってきた。
ふっくらとした年齢より上に見える外見であった。
鉄男はご主人との豊かなセックスライフのために入院して、三か月間指導したいと伝えて、担当を早奈枝に任せた。
里紗の声で呼ばれた患者が診察室に入って来て、鉄男の前に座った。
「お名前と年齢を言ってください」
「はい、雄次と言います。55歳です」
「どうされましたか?」
「ええ、先生、この頃妻と上手く出来なくて悩んでいます」
「EDですか?」
「いや、そうではないと思います。つまり、妻とでは元気が出ないといいますか、したいと思わないといいますか、萎えるんです」
「奥様はどう感じてらっしゃるのですか?」
「妻は若い頃から盛んで、ボクたちは一週間を空けずにしていました。年齢のせいでしょうかこの頃妻の中は気持ちよく感じなくて・・・わがままなんでしょうが、若い女性とやってみたいと考えるようになりました」
「そうですか。問題は奥様の方にあるかも知れませんので、お帰りになられたら奥様にこちらへ来ていただけるようにお話しください。それから早まって浮気などされてはいけませんよ。私共にお任せください」
「先生に妻を任せて何をされるというのでしょうか?」
「雄次さんが満足できる身体づくりを入院して行います。ご安心ください」
「そうでしたか。解りました」
一週間ほどして雄次の妻、美智子がやってきた。
ふっくらとした年齢より上に見える外見であった。
鉄男はご主人との豊かなセックスライフのために入院して、三か月間指導したいと伝えて、担当を早奈枝に任せた。
作品名:「恋愛病院 不倫病棟」 第六回 作家名:てっしゅう