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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第二十二話

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野口の右手が先っぽの敏感な部分に触れる。動かされている左手の感度とまさぐられている右手の感度が重なってゆく。
もう立っていられなくなってきた。少しふらついている様子をみて動きをやめると壁に手をついて後ろ向きになるように言われた。そのように立つと右足を持ち上げられて後ろから挿入された。

既に感じていたので彼のモノが入ってきた瞬間のけぞるように感じてそのあとは連続した動きにもう上り詰めるだけになっていた。
立って後ろから挿入されたのは初めてだった。その行為はされている姿を想像するとなお一層興奮を呼び込んでいた。

「野口さん・・・もうダメ・・・」

「おれもだ・・・外に出すから口で受けてくれ・・・」

前を向いて座るようにして手で持って口に導く途中で彼は発射してしまった。
顔に精液がかかった。独特の匂いを感じて彼のイクという声が風呂場にこだました。

「ごめん・・・失敗した」

「ううん、いいのよ気にしないで」

「洗わないといけないね・・・なんか恥ずかしいよ」

「そう?野口さんでも失敗するのね・・・おかしいわ」

「貴子さんは良すぎるんだよ・・・中が締め付けるから」

「本当にそう言ってるの?お世辞なんかじゃないのよね?」

「お世辞言ってもしかたないだろう。さっきの時より今のほうがきつく感じたよ。きっと慣れてきてしまりが強くなったと思う」

「そんなあ~二度目でもうそれほど反応するだなんて・・・やっぱり淫乱体質なんだわ」

嬉しいようなそうじゃないような複雑な思いを感じた。