小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「恋愛病院 不倫病棟」 第五回

INDEX|1ページ/3ページ|

次のページ
 
不倫病棟は細長いフロアーの中ほどにナースセンターがあり、その前は休憩スペースとなっている。
スペースを境に東側と西側にそれぞれ男女が分かれている。
当然ながら許可なく行き来する自由は認められていない。

ただし休憩室は自由に使えるようになっており、仲良くなった患者同士がいちゃついていたりするのだ。
今日も昼間からベタベタしているカップルがいて、ナースの早奈枝に注意されていた。
一人は30代後半の友里と言う女、一人は少し年下の正輝と言う男。

「正輝君、仲良くするのはいいんだけどね、AV見ながら友里さんにフェラさせるのは止めて欲しいの」

「だって、友里はいいっていうんだから怒らないでよ」

「それは、あなたのことが好きだから従っているのよ。みんなが見ているのに、好きな彼女に恥ずかしい事させて平気なの?」

「だって、こういうことする病院だろう?他にもやっている奴いるぜ」

「違うのよ。彼女に嫌な思いをさせていると言ってるの」

「じゃあ聞いてみるよ。友里、嫌なのか?」

「いやじゃないけど、恥ずかしい」

「ほら、そうでしょ。我慢しているだけなのよ、正輝君」

何を思ったのか、正輝は友里にやめさせて、ズボンを上げると何も言わずに自分の病室へ戻って行った。