生きてきた足あと
添削メッタ切り 2017/03/26
この春に次男が卒園ということもあり、
お別れイベントに奔走し続けた3月でした。
無事卒園を迎えた今日この頃、さあ小説を書こうかというエンジンもかからず、
日々の忙しさにもまれたまま添削教室に顔を出しました。
……が。
覚悟はしてましたが。
見事なまでのメッタ切り添削でした。
以前から何度か書かせていただいてるんですが、
大学時代にお世話になった先生が「文章教室」を再開されたことを知り、
今日、神戸まで足を運びました。
もちろん、作品片手に。
持って行ったのは『影さえ消えたら』です。
前回も(ファースト・ノートの第2稿)前々回も(ファースト・ノート第1稿)も、ゼミ時代も(紫音の夜の第1稿、他中編小説)……
どれもこれもメッタ切りだったので「めげないへこまない」と覚悟のうえで先生のご自宅に突入したのですが……
やっぱり大人になってもへこむものはへこみます。
だってもう感想が「ものすごく退屈」ですから。
先生が指摘されるように、たしかに欠陥はたくさんあるんです。
説明が長すぎて読むのがしんどいとか、描写が足りないとか、
綾女の関西弁がきついとか、主人公がネガティブすぎるとか、
序章は全カットとか、塾講師じゃなくて成功した弁護士だったらいいのにとか、
「デス・ノート」の二番煎じだからこの方法は使うなとか(自覚はあったが他に方法が思いつかなかった)
過去に飛ぶ意味がわからんとか、どうしてそう何度も都合よく飛ぶのかとか、
そんな簡単に消せるなら子供でもできるよねとか、
男性視点で書かずに女性視点で書いた方がよかったのに、とか……
もうそこまで言われると、この作品を書いた意味すらわからなくなってきます。
「じゃあ次回、書き直してきてね」って言われたんですが、
いったい何をどう書き直せばよいのやらと途方に暮れながら帰路につきました……
小説を書く技量が圧倒的に足りていない上に、さほど才能があるわけでもなく、
書きたいだけで書いている自覚ははっきりとあるのですが、
「こなくそ!」と書けるタイプでもないので、再起するのに時間がかかりそうです。
今はまだ言われたことが消化できず、思考もぐしゃぐしゃとしているのですが、
落ち着いて冷静に作品と向かい合えるようになったら、
「小説を書くこと」にでも少しずつまとめられたらと思っています。
小説を書く基本の技術として、習得しなければならないことがたくさんありましたので、ここを読まれている方の助けになればと思っています。
あーあ、それにしてもへこむなあ。
以前にも何度か女子学生が泣いたらしいですが……
私はいい大人なのでもう泣いたりはしませんが、心で泣いています( ;∀;)
ちなみに同じく参加していた方も、メッタ切りにあっていました。
少しでも自分のレベルアップになると信じて、
今日のことを飲み込みたいと思います……