KING OF FREE~~鉄屑VSアル中~~
E キャアアアアアアアアア!
J,登場
J 俺は男以外に興味は無いが…助けてやろう…神の意思を持って!神に相対せんとする機械の存在を決して許しはせぬ!
J、懐からデカイ銃出す。
J さぁ!救いの時間だ!
バトル
J,勝つ
J 卑しく、小さく、みじめな、自然摂理から著しく逸脱した汚い人工物め。肥やしになることも叶わず、背負えぬ感情もなく、罪に対する罰すらなく、ただそこに壊れたまえ!滅びたまえ!…だが、まだ、幸せな連中だ。それこそが我が貴様に与えた最大の「罰」なのだから…
E あの、
J 去れ。女に興味は無い。
J,ザッザッザッといった感じで歩いてハケ
E …………って…ついてくしか無いじゃない…
E,Jの後を追うようにハケ
A登場
A 我はぁ!臣民であるゥ!ただ、一人の臣民にぃすぎぬぅ!このぉ心はぁ!無窮のぉ!威徳とぉ!不磨たるぅ!慈しみでぇ!溢れ返りぃ!この身はぁ!崩れなきぃ!積善とぉ!従順こそのぉ!奉体によりぃ!神聖なるぅ!健全さをぉ!保つぅ!
K登場
K 毎度毎度何やってんだよ…
A 黙ってろ!アイディアだよ!アイディア!この荒涼な砂漠を見てて思い付いたんだ!良いか、人の心というのは、虚しさといったものを感じないよう出来てるんだよ!それは、孤独にも近い。その心にポッカリと空いたような穴を埋める為にだ、良いか、こういった頭の固い言葉を並べて自尊心やらなんやらを取り戻す為にだなぁ!
k あーもう分かった分かった。要するに、人をいきなり殴りつけるようなバカは、やっぱり頭が固くてネジがぶっ飛んでるってことだな。
A 良いから聞けよ!短絡的思考者が!快楽主義的卑猥者が!自分の間抜けさを少しは返りみろ!バーカ!バァーカ!バゥァァーーーカ!はぁ…これだから思考出来ない人間は大嫌いなんだよ!何も考えてねぇくせに自分のこと天才だとか自分正しいとか思ってんだろ!
K 人間出来て無さすぎだろ………
A 流石は肩書き自慢の肩書きユートピアで育った短絡的楽観的卑猥猥褻物だな!女とヤルことしか考えられない獣!ケダモノだ!人間の言うこと分かって話聞いてんのかよ!
K どう育ったらそうなるんだよ!ガチガチの根暗!永遠のチェリーボーイだな。
A ウルセェんだよ!黙って俺の話聞いてろ!バカなんだからよぉ!
K はぁ…ガキ過ぎる…
A どの辺がだよ!テメーなんかより難しい言葉喋ってんだろうが!テメーなんかよりなぁ!知識が俺の方あんだよ!黙って俺の話聞いてりゃ良いんだよ!殺すぞ!
K ホントに何があったんだよ!話聞いてやるから…最近あったこと話してみろよ…
A,泣き出す
A テメーみたいな奴よりもなぁ何倍も努力してんだよ…何でこうも上手くいかねぇんだよ…ウゥッなんであんな奴が…上にたって…クソっ!糞糞糞ぉ!
K わーた。わーた。大人が泣くなよ…なっ。なっ。な。
しばらく無言
K まぁ…何て言ったら良いか分かんないけどさ…努力してんだったらさ、その、いつか実るよ。俺もそういう時期あったけどさ…その
A ウルセェんだよ!余裕かまして説教してんじゃねぇ!屑が!人間のゴミが!馬鹿が!
K 側にいたのが俺で良かったな!俺はそういう時期あったから少しくらいお前の気持ち分かるけどなぁ!世の中そういう奴ばっかじゃねぇーんだよ!俺じゃなかったら、今頃お前殺されてるぞ!
A ウルセェんだよ!黙れ!黙れ!黙れ!黙れぇぇぇえええええ!ハァハァ死ね!
A,体育座りで泣きこむ
K ハァ…頭冷やすだけの水も無さそうだし。どうしろってんだよ…泣きてぇのは俺の方だよ…
A 我は先人の成した遺列をぉ…永遠に称えぇ…それを受け継ぎぃ…今の世ぉ…生きゆく人々をぉ…その教えによりぃ…扶持しぃ…翼賛しぃ…多数の人々とぉ…和衷し得ることを願いぃ…この行いをぉ…履践するところはぁ…新たなぁ…慶福の栄えるぅ…統合的なぁ…意思国家をぉ…肇造せんとぉ…するところにありぃ…。これを宣揚しえるところはぁ…今の世を見るぅ…このぉ…
K なんだよ…
A 言葉が出てこない。
K まるで大日本帝国万歳野郎だな。戦時中の文学家みたいだ。頭の固い奴が陥りやすい。難しい言葉万歳の時代なんてとっくに過ぎてんだよ。
A お前は嫌いだ…大嫌いだ…
K ヘイヘイ。。俺もあんたとは仲良く出来そうにありませんてーに。
A これからどうする。
K どうするも何も飛行機も飛んで無さそうだしなぁ…
A …歩くぞ
K どこ行こうってんだよ…
A 分からん。だが、この道を歩けば、この苦痛と困難が、何かこう…そう!思いつきそうなんだ!新しいストーリーが!人生はドラマ性だ!与えてくれる!この厳しいであろう道が!この俺に!悩み…苦しみ…それがストーリーに繋がる!新たな人間性が!新しい意思が!この創造性に新たな命を吹き込むのだよ!行くぞ!
A,走ってハケ
K お、おい待てっておい!おいおいおいおい!マジかよ!何なんだよあいつ!
K,走ってハケ
I,S,C
I だから言ってやったんだ。バカが書いたバカな作品が売れる筈が無いってな!売る側からしてみれば、そいつの作品が売れようが売れまいがなんてのは関係無いんだ。
C えぇ、仰る通りですとも。
S 何で関係無いんだ?
I 知名度も無い。肩書き一つすら無い人間を誰が信用するんだ?えぇ?
S バカでも、肩書きなんか無くても作品くらい作れるんじゃないか?
I あぁそうだな!作品くらい自由に作れよ!懸命に考えろ!誰も見ないバカげた作品をな!言論の自由と思想の自由の勝利だ!誰がどこでどんな作品書こうが自由だ!
C えぇ、えぇ、その通りですとも
I 内容のある作品が勝利するのか?難しい言葉を使っただけの簡単な作品が勝利するのか?繊細で美しい描写のある作品が勝利するのか?違うな!知名度と肩書きだ!
C えぇ、えぇ、それはもう。その通りで…
S まるで批評家だな
I 俺は文学界の勝者だぞ!批評くらいして何が悪い!じゃあ、お前に俺が越せるのか!?あぁ?無理だな!バカみたいにせこせこと、掲示板に俺の悪口でも書いてろ!
C えぇ、えぇ、それはもうその通りですよ…
S 拘束器具外してから言えよ。アナル野郎が。勝者だからといって他人の作品貶すな。その作品はそいつの誇りかもしれないだろ?
I 誇り?塵とチン毛まみれの汚ない文章がか?
C そうだぞ!I大作家先生の批評は全て全くもって正しいんだ!
S まぁ、俺にとっちゃ、お前の妄言が誰か様に売れようが売れなかろうがどうでも良いがな。
I ただのバカだと思ったが、妙に突っ掛かったこと言ってくるな
S 別に。ただ、可哀想だと思う奴の一人くらいいるってことだよ。作品に誇りを持って書いてる奴が
I 塵にすらならんな!そんなものに可哀想だとか、そういった類いの感情を持つのは馴れ合い精神旺盛の底辺だけだ!社会的弱者だけだ!肩書き一つ手に入れることの出来ない屑共だけだ!
C ………………そうだ…………その…………その通り……だ………
S 俺はそう思わないな
I 底辺だからな!
作品名:KING OF FREE~~鉄屑VSアル中~~ 作家名:舞いたけたけ