「幸せの交換」 第十五話
一番若い男子が口を開く。
「兵藤さんはどんなタイプが好きですか?」
「えっ?男性の好みって言うこと?」
「はい、若い時どうだったのかでもいいです」
「若い時ね、う~ん、見てくれはあまり気にしなかったかな。男の人と付き合ったことが無かったから、好みってはっきりとはしてなかったのよ」
「じゃあ、今の旦那さんと結婚を決めたのはどうしてですか?」
「そうね、真面目だったからかな~仕事もちゃんとしていたし」
「愛しているとか、なかったのですか?」
「愛している・・・好きという気持ちはありましたよ。でないと一緒になんかなれないからね」
「そうですよね。実はボク今結婚のことで迷っているんです」
「あら、そうなの」
「付き合って二年ほどになるのですが、今一つ好きになれなくて。向こうは好きと言ってくれているので嬉しいのですが、このまま結婚していいのかどうか疑問があるんです」
「私と同じような気持ちみたいだわ。でも、立場が逆だから、女性が好きという気持ちがあるなら、大切にしてくれると思うからいいんじゃないの。子供が出来て家族で仲良くしてゆける人生っていいわよ」
「家族で、ですか?男と女と言う部分は関係ないということですかね?」
「兵藤さんはどんなタイプが好きですか?」
「えっ?男性の好みって言うこと?」
「はい、若い時どうだったのかでもいいです」
「若い時ね、う~ん、見てくれはあまり気にしなかったかな。男の人と付き合ったことが無かったから、好みってはっきりとはしてなかったのよ」
「じゃあ、今の旦那さんと結婚を決めたのはどうしてですか?」
「そうね、真面目だったからかな~仕事もちゃんとしていたし」
「愛しているとか、なかったのですか?」
「愛している・・・好きという気持ちはありましたよ。でないと一緒になんかなれないからね」
「そうですよね。実はボク今結婚のことで迷っているんです」
「あら、そうなの」
「付き合って二年ほどになるのですが、今一つ好きになれなくて。向こうは好きと言ってくれているので嬉しいのですが、このまま結婚していいのかどうか疑問があるんです」
「私と同じような気持ちみたいだわ。でも、立場が逆だから、女性が好きという気持ちがあるなら、大切にしてくれると思うからいいんじゃないの。子供が出来て家族で仲良くしてゆける人生っていいわよ」
「家族で、ですか?男と女と言う部分は関係ないということですかね?」
作品名:「幸せの交換」 第十五話 作家名:てっしゅう