踊る案山子と黒い箱 設定
【ヘカーテ】
両腕は過去に失くした。死霊術を用いる冒険者一行の参謀。
華美を嫌う内気な人物ではあるが仲間へは打ち解けているよう。内心には激しい憎悪の念を持ち、戦闘の場においては狂気を露わにする。
黒髪、紫色の瞳
【アレス】
傭兵出身の剣士。遊び人で、傭兵以上の自由を求め転身した。
ヘタレな男だが決める時はきちんとキメる一行のリーダー。現在はヘカーテ一筋で、彼女の言動にいつも振り回されている。
赤髪碧眼
【エフゲーニャ・アバルキン】
通称ジェーニャ。
貴族の実家から奔出し精霊術師を目指している。お人好しで誠実な「いいこ」。護るものがある時には前線に立つ事も厭わない。
茶褐色の髪、オリーブ色の瞳
【バロン・マクノートン】
騎士の家庭に末子として生まれた、名誉を重んずる槍使い。冒険者となったのはその武を極めたいがため。
勇敢なあまりに向こう見ずに突っ走る事もしばしば。口数は多くないが、喜怒哀楽ははっきりとしている。
銀髪蒼眼
【レオナ】
北方民族出身。盗賊ギルドの使い走りだった頃にジンにスカウトされた。それ故か盗賊の好む技を使う。
出自に対する自尊心とひねくれた性格は高慢だとも取られやすい。
金髪碧眼
【マリー】
元カストラートにして舞姫。宿の酒場の常連客だったものが、気がつけば冒険者に転職していた。戦闘では歌唱術、闘舞術を用いる。
カストラートとなる前、幼少期から女の子になりたかったらしい。クールな男が好み。
薄茶の髪、瞳
【ガロア】
ヘカーテに従う屍騎士で、彼女専用の護衛兼介助士。彼女が両腕を失った時に命を失った。生前は教会の聖騎士だったようだ。
自らの屍に憑依している為自我に基づき行動する。他メンバーも今ではすっかりそれに慣れた。
黒髪。目の辺りは布で覆われている。
【ジン】
ヘカーテの師である老魔術師。冒険宿で偶然に再会した事こそ、彼女が冒険者となったきっかけである。
以前は参謀を務めていたが、体調面の理由で一行から離脱。現在は遠く離れた街で息子夫婦と同居しているようだ。
常にマスクとフードで顔を隠している。
作品名:踊る案山子と黒い箱 設定 作家名:いわしろ