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きんぎょ日和
きんぎょ日和
novelistID. 53646
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ゆっくり進化する?!…お母さん畑。

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無残すぎて、話も聞かなかったし、声も届いて来なかった。
そういう気持ちだったのだろうと、今、改めて思う。

お母さん畑のこれを進化と言うか退化と言うか…、それともただのジャングルなのか…分からない。
それでも野菜たちは私には、小言を言いながらもお母さんのために実ろうと頑張っている。
もうすでにきゅうりは、十本二十本を超えるほど出来ているようだ。
トマトも地を這わされていた姿のままを起こされ、支柱に張り付けのようにされていた。
ナスも同様だった。
そんな扱いをされてもトマトもナスも一生懸命お母さんのために実りを付けようと頑張っているようだ。