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てっしゅう
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「幸せの交換」 第六話

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「確かに。高校も同じだったけど、よくモテてた気がする」

「それは貴子も同じじゃなかったの?」

「私はあまり恋愛に関心が無かったから・・・登志子は積極的だったみたいだけど」

「ふ~ん、あなたの方がモテると思っていたけど、違ったのね。でも素敵な服装だしとてもよく似合ってる。今のほうがモテるんじゃないの?」

「夫が居るし、大きな子供がいるから、モテても仕方ないじゃない?」

「そんなことないわよ!何言ってるの。自分のために女でなきゃだめだよ。五十歳だけど女はこれからだってこのまえ何かに書いてあったよ。子育て終えて余った時間で今まで出来なかった趣味の事や恋愛もしなきゃね」

「恭子は独身なの?」

「バツイチだけど、独身と言えばそうよね」

「なら私と違うからそういう考えでいいんじゃないの?」

「私付き合いしている人奥さんが居るの・・・みんなには内緒にしてね。貴子は真面目そうだから話すけど、この頃もうダメかなって感じているの。奥さんに嫉妬するし、別れてくれるわけじゃないしね。つらくなることは解っていて始めたんだけど、やっぱり辛い」

「すごい事話してくれるのね。ビックリしてる。どうして始めたの?ピッタリのイケメンだったから?」

「そういうわけでもないよ。貴子は欲求不満を感じたことない?」