連載小説「六連星(むつらぼし)」第86話~第90話
連載小説「六連星(むつらぼし)」第86話
「男は度胸、女は愛嬌?」
住職の長岡が、読経の準備を整えて一同の着席を待っている。
「なんだ、俺たちが一番のりか。何をやってんだ他の連中は。
不謹慎者だな・・」響を連れて本堂に上がり込んだ岡本が、開口一番、
不満を口にする。
「男は度胸、女は愛嬌。坊主はお経で、学生は勉強。
庭で鶯がホーホケキョーか。
どうだ長岡住職。儲かっているか?。寺の経済事情と売り上げは好調か?」
「来る早々、ご挨拶だな、岡本総長。
そいつは、フーテンの寅さんの啖呵売(たんかばい)のセリフだな。
まあ、ぼちぼち(墓地、墓地)とでも答えておけば、ほぼ正解だろう。
これで何人目になるんだ、原発から送られてきたお客さんは」
「男は度胸、女は愛嬌?」
住職の長岡が、読経の準備を整えて一同の着席を待っている。
「なんだ、俺たちが一番のりか。何をやってんだ他の連中は。
不謹慎者だな・・」響を連れて本堂に上がり込んだ岡本が、開口一番、
不満を口にする。
「男は度胸、女は愛嬌。坊主はお経で、学生は勉強。
庭で鶯がホーホケキョーか。
どうだ長岡住職。儲かっているか?。寺の経済事情と売り上げは好調か?」
「来る早々、ご挨拶だな、岡本総長。
そいつは、フーテンの寅さんの啖呵売(たんかばい)のセリフだな。
まあ、ぼちぼち(墓地、墓地)とでも答えておけば、ほぼ正解だろう。
これで何人目になるんだ、原発から送られてきたお客さんは」
作品名:連載小説「六連星(むつらぼし)」第86話~第90話 作家名:落合順平