小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

クローバー タイム

INDEX|3ページ/5ページ|

次のページ前のページ
 


私は小さい頃から本が大好きだった。友達とも遊ぶのも好きだったが。
学校の図書館に行っては、よく本を借りて家で読んだものだ。それが
大人になっても続いた。就職を決める時も図書館か大手の書店にするか
大いに迷ったが、まだ若かった私は都内の書店勤務に決めたのだ。

書店勤務は想像していたよりハードだった。また本というのは重いのだ。
最初の頃は腕だけで本を持ち上げようとして、腰を痛めた事もある。
ま、それも年数が経てばコツもわかった。今では腰を痛める事もなくなった。

書店に勤めて5年目のことだった。

いつも販売カウンターに入る前に、事務室に行って入荷本や返却本のチェックをする私だ。入荷返却予定のファイルに目を通して販売カウンターに入った。本が入荷され、後輩の書店員と売り場に本を棚に並べていた私の目に、あるものが写った。

作品名:クローバー タイム 作家名:楓 美風