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ワタリドリ
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novelistID. 54908
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箱庭少年探偵 第3話 「教室の王様!?」

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登場人物

〇森川 正(もりかわ ただし)・・・マイペースで自己中心的な引きこもり趣味の変わり者の主人公。ひのぼり中学3年生

〇東山 こう太(ひがしやま こうた)・・・転入生、正が最初の話し相手。大人しそうな性格だが少し謎めいた所も?

〇柳沢 武(やなぎさわ たけし)・・・新任の熱血教師? ランニングシャツに筋肉質の身体。
目つきがするどく、結構なイケメン。かなりの荒れた青春の過去を持つ?

〇夢島 明香里(ゆめしま あかり)・・・眼鏡でみつあみの少し地味な女子生徒、教団の真ん前の席で柳沢(新任)にひと目見て釘付け(ひとめ惚れ♡?)に。

〇ラジくん・・・正の相棒 愛ペット?の小型乾電池の手持ちラジオ。正と意気投合 たまに突っ込み 常に肌身離さず持ち歩いている。

〇その他・・・個性豊かな3年1組の生徒、そして学校の先生たち

〇N・・・ナレーション、突っ込み


第3話 「教室の王様!?」

〇3年1組教室。静まり返る教室の教団の前に立つ担任の柳沢。その姿にどこか見とれたように手前の席で視線を送るように眺めている夢島明香里\(♡o♡)/!

N、ませとるのお~~♡最近の中学生は~~~♡♡!\(^o^)/

(柳沢、見渡すようにするどくとがった目で、どこかなめまわすようにバーンと両手を机に・・・。)

柳沢
「ええ~~!二日酔いで始業式には出遅れちまって挨拶がまだだったが、今年からこの学校に居座ることになった、やなぎさわたけしだ!」

N、新任が初日から遅刻かよ!二日酔いってなんだ?(@_@;)!

柳沢
「ここに来る前は、スポーツジムの講師をしていたが、わけあってこのおんぼろ校舎に来る事になった。(⊳O⊲)!」

N、ど・どんなわけだ!ビクッΣ(゚Д゚)おんぼろって?

柳沢
「こう見えて市のレスリングやマラソン競技に何度も入勝したことがある。お前たち3年の担任とゆう事で受験や進学の事も考えてビシバシ締め上げてやるから覚悟しておけ!(⊳∇⊲)」

(その自慢げな言葉にみんなビビったように、凍り付き静けさの増す教室。柳沢、みんなのその反応に満足したように。辺りを見回してカモを見つけるように・・・。)

柳沢
「じゃあ~、お前たちの自己紹介をと・・・。まず転入してきた地味でさえない東山(とおやま?)おまえから。・・・さっさと立てオラ!(⊳O⊲)」

N、いちいち言い方きつい先公やなあ~Σ(^Д^)!

こう太
「は、はい!Σ(゚○゚)」

(柳沢の、まるで獲物を仕留めたようなするどい目つきにびっくりのこう太。夢島明香里の真後ろの席で視界に入りやすいせいかなぜか殺意を感じさせられ、どきどきして立ち上がるとスーッと深呼吸してどこか演技じみたような満面の笑みで・・・。)

こう太
「大阪から転校して来ました東山こう太といいます。よく、とおやまと間違えられますが、ひがしやまと読みます。趣味はUFOや宇宙人なんかの謎の生物を調べたり追っかけをしたりすることです。家ではくらげを飼ってます。(^O^)」

N、く・くらげ!\(◎o◎)/!ほう。

こう太
「スポーツはあまり得意ではないけど、中学最後の1年良き信頼できる友達を沢山つくっていい想い出づくりをしたいと考えてます。」

N、良き信頼関係の友達ねえ~?まっ頑張ってつくってちょ!(^◇^)

(上手く言えたのかほっとした様子のこう太。だがその気持ちもつかの間、いきなりゴオ~ッと北極のような冷たい吹雪が教室中を覆って。ハッとするこう太Σ(゚〇゚)!それどころか周りのみんなの視線までもが、まるで変人を観るかのように痛いくらい冷たい。それに混じってどよ~んとした空気が・・・。)

こう太
「あわわわわわ!\(゜ロ\)(/ロ゜)/Σ(゚Д゚)えっ!」


N、な、なんてこった~!Σ(゚Д゚)


(こう太、みんなの変わりように、パニクッて辺りを見渡して恐る恐る教団の柳沢を見上げて。そこにはギロリとした般若の顔のような不気味な笑顔の先生が・・・。)


こう太
「ひいい~~~~~っΣ(◎Д◎)/!」


N、きゃああ~~~~っ!Σ\(☆Д☆)/!


(柳沢、皮肉たっぷりのうすら笑いでこう太に言い聞かせるように・・・。)

柳沢
「つまり。その・・なんだ、お前は将来その謎の生物学者にでもなって・・・。宇宙人でもとっ捕まえて売りさばいて一生楽な生活をして遊んで暮らしたいっちゅうこんたんか?生意気だなあ~。(⊳▽⊲)フフフ。生まれて何度もムショ行き逃れて泥まみれで空回りの人生送ってるこのオレがおかしいってか!」


クラス一同
「ええ~~~~っ\(Σ(☆Д☆)/!Σ(◎Д◎)/\!Σ(⊞Д⊞)/!」



N、どんな人生やねん?\(◎Д◎)/!



(みんなの初めて呪縛がとけたような生々しくもけたたましい悲鳴と共に、こう太もおもらししそうなくらいびっくりして、急に震えるような涙声に変わり・・・。)

こう太
「そ・そんなこと、言ってませ~~ん!Σ(゚Д゚)(´;ω;`)ウッ…」


(柳沢、そんなこう太の反応におかまいなしで、にやにやしながら、出席簿(闇の出席簿?)らしきものに、嫌味を聞かせるようにさらさらと描き出して・・。)

柳沢
「ひがしやまこうた転校初日そうそう態度がでかすぎ!よって放課後1年間、全校クラスの廊下掃除および雑巾がけ当番決定!スポーツ嫌いと担任にはむかうっと・・。フフッ(#⊳∇⊲#)いじめがいありそ~。あと、くらげとか生理的に好かん!くだらん名前のダジャレでクラスの貴重な時間を無駄にすると問題ありすぎだなあ~ハハ。」


こう太
「(ガーン!)な・なんでですか~Σ(☆Д☆)」


N、あんたほんま先生かよ~!\(◎Д◎)/そもそも名前間違えたんはあんたやろが。


(柳沢、泣きじゃくるこう太をさらにいたぶるように下品にせせら笑い、そのほっぺためがけてピストルの弾のような得意のチョーク投げ?でビシビシ連発打ちしながら・・・。)

柳沢
「じゃかましい~~!(⊳Д⊲)このオカルトマニアが~~~。(⊳∀⊲)!あまっちゃろいこと抜かしててめしが食えるかあ~!それと、てめえがとおやまだろうがくらげやまだろうがそんなのどっちだっていいんじゃわ~~ギャハハハ・・・。一生くらげ族とといちゃついてろ~。気の利いたしゃれのひとつも言えん野郎がてめえそれでも大阪人かあ~~ハハッ!(⊳▽⊲)」


N、とんだ、ドS教師やな~。逆ギレかいな~!(◎д◎)つーかこれ、まるっきりいじめ通り越して虐待やろ~。


こう太
「ああ~~~~~。( ノД`)シクシク…」


(痛みに耐えながら泣きわめくこう太、その様子を何も出来ず口を開けて唖然と眺めている生徒たち。Σ(゚◇゚)。目の前の展開に完全に言葉をなくして。)

N、まるで見世物小屋の猿だなこりゃあ~。しかしどいつもこいつも最近のガキどもはみなどないなっとるねん。それにしてもええ見ものやな~ジッ(@_@;)どつき漫才ちゅうんやろか?

(その時どこからかピッピッと謎の電子音が聞こえて、柳沢、それがすぐに窓側の後ろの席の方だと気づいて・・・。そこにはラジオを机に置きおにぎりを無表情に頬張っている正の姿が。)