イグアナは方舟に乗って
第五章 冒険
僕はアボカドの世話をして
今日も冒険に出かけた。
他に生物がいるのだろうか?
植物や小さな昆虫ははたくさんあるが
大きな動物にはあったことがない。
特に肉が食べたい訳じゃないが
毎日木の実と果実の生活も飽きてきた。
今日は近くにある湖の周りを
一日かけてぐるっと歩くことにした。
色鮮やかな花や
食べられそうにもない毒々しい果実
木の根本にはキノコやら
いろいろ。
知らないことはバックの中に入っている
カメラにそれを写すと
ナビアからそれの名前や特徴、
あと一番重要なのが食べられるか
どうかを教えてくれる。
味までは教えてくれないので
顔がひん曲がりそうになるほど
酸っぱいものもある。
忘れないように撮った写真に
メモをすることにしてる。
もうアレは食べたくない。
作品名:イグアナは方舟に乗って 作家名:Iguana.T.A