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きんぎょ日和
きんぎょ日和
novelistID. 53646
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また訪問…。~次の週~

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『はぁーーーっ!!自分は訳せるけど、あなたは訳せないって思ったんじゃないの?!そのおばちゃんあなたに分かるって言われて驚いたろうねぇ~。だから間違って自分から訳したんじゃないの?!そうしたことにも気付いてないと思うけど…。』
とお母さんは言った。
『後、いきなりおばちゃんが、“人は、死んだら神になるんですよ。”って言った。』
『はぁーーーっ?!何それっ?!そんなこと聞いたことがない!!“神は一人しかいません。”ってその宗教では言うから、そのおばちゃん頭おかしくなってるよ…。あなたと話してて頭の中がめちゃくちゃになってるんじゃないの?!』
と言いたい放題のお母さん。
『それで、一緒に来たおばちゃんはずっと下を向いてたのに、木本さんが“人は、死んだら神になるんですよ。”って言った瞬間、パって顔を上げて呆れ過ぎた顔で木本さんを見てた。』
と私が言うとお母さんが声を上げて笑い出した。
『あなたにどうしても勝ちたいがために出たのかもしれないね。でもそれって争いになるんだけど、おばちゃんそう言ったことも忘れてると思うわぁ~。それと一緒に来たおばちゃんが呆れてたところがいいね~。そのおばちゃんがどう思ったか聞きたいね。』
とお母さんは楽しそうにそう言った。
『神様に、“木本さんが祈ってくれてますよ。”って言われますっておばちゃんに伝えたら、おばちゃんの表情がパァ~って輝いて、“そのものが…そう言ったのですか?…私の事をそう言ったのですか?”って懇願するように聞いて来た。』
と言うと、お母さんはまた笑い出した。
『そのおばちゃん、上の事信じてるね~!!サタンと思ってる人がそんな事言うわけないから。顔が輝いたかぁ~。』
とお母さんは言った。
『その後、また同じことを私が言ったら、“あなたの話しているその何かが、私のことを木本さんと…、そう言ったのですか?”って訴えるような懇願するような感じでそう言ってきた。』
と言うと、お母さんはもっと笑い出して、
『間違いない、間違いない!!そのおばちゃん絶対にあなたが話してる何かを神様って思ってる!!面白いね~。こんな風に変わって行ったかぁ~。』
とワクワクしながら言った。
そう話していると、
『あっ、お母さん、おばちゃんの帰ってる姿が見えるんだけど、…何か上が伝えてくるには、“おばちゃん嬉しそうに帰ってますよ。私の事、木本さんって神は言った。と思いながら帰ってますよ。”って言ってる。』
と私は伝えた。
『おばちゃん、バッカじゃないの!!その人本当にこの宗教を信じてないと思う。そのおばちゃんおかしい…。そんな人一回も見たことはない。』
とお母さんは呆れてそう言った。
『そして帰る時に、一緒に来たおばちゃんが木本さんが何も言わずに帰ってる姿を見て驚いて、私の所に駆け寄って来て早口で、“あなたに祝福がありますように。”って言って帰って行った。』
『えーーーっ!!そのおばちゃん、“祝福がありますように。”って言わずに帰って行ったの?!』
とまた驚いてお母さんは言うので、
『うん、自分の記憶では一回も言われたことはない。』
と言うと、それにまた驚いて、
『やっぱりその人宗教を信じてないわ…。その言葉を言わずに帰る事って基本的にないからね…。一緒に来た人も驚いたろうね~。』
とお母さんは驚きそう言った。

そしておばちゃんが久しぶりの訪問をして以来二年ほどが経った。
それ以来おばちゃんは私の玄関に現れていない。
お母さん曰く、“もう来ないと思う。”と言う。
どうなるかは分からないけど、今のところ来ないので宗教のおばちゃんの話はこれでお終いとなった。

宗教のおばちゃんの話を長々と書いてきて、そして読んで頂きありがとうございます。
もしまたおばちゃんが現れた暁には、また書かせて頂きます。
その他の話はまだまだ書きます。

良かったら別の話も読んでください。