小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
長谷川廣秀
長谷川廣秀
novelistID. 52288
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

寄り添った影

INDEX|4ページ/4ページ|

前のページ
 

(里香は、1限目からだって言っていたから講義は、9:00からだな。今日は授業が終わって18:00からファミレスでバイトだから、今日、里香に会うのは難しいかもしれない。)
僕は、少し里香の事を考えた後、軽めの朝食を取ってレポートの続きにとりかかった。
 レポートの続きを終えて、9:30に家を出た。電車を乗り継ぎ大学から最寄りの駅を降りると、雨は朝よりも強めに降っていた。駅から大学に続く公道を大学の方角に傘をさしながら歩くと、道沿いには、大学生と思われる若者がぱらぱらと、大学の方向に向かって、傘をさして歩いて行くのが見えた。時々、僕の傍を通る車が車道にたまった水たまりを曳いて歩道に水しぶきを上げる。僕はそれを避けるため車道とは反対側による。
(この雨は、ほんとに昼過ぎには止むのかな?)
そう考えながら僕はどんよりとした空を見上げて、雨を避けるために早く大学に着こうと足早に歩きだした。

(了)


作品名:寄り添った影 作家名:長谷川廣秀