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ゴキブリ勇者・魔王と手下編

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男「で、ミカちゃんは何才だっけ?」

魔王「13……」

男「マサトちゃんは?」

魔王「……20……」

男「このロリコン野郎!」バキッ

魔王「ぐはっ!だから俺が悪い訳じゃないだろ!?」

女「それで、アンタはその子のことは?」

魔王「だーかーらー、好きだって言ってくれんのは本当に嬉しいよ?
でも……どうすりゃいいんだよ……」

男「そんなときはこの電話。
もうつながっちゃってます、シュウトと」

魔王「またかよ……」

シュウト「呼び出されましたー!」バンッ

魔王「うわっ!」

シュウト「いやー、そのなんだ、あれだよ、あれだ。
うん、あれ」

魔王「は?」

男「もう12なんだから、お礼と謝罪ぐらいできないとね」

シュウト「まぁ、うん。ごめん。
冷静になったら気づいた。
それとありがと」

魔王「お、おう」

シュウト「もしかしてさ……おじさんも応援してくれてた?」

男「もちのろんよ。ま、結婚できないだろうっていうのは本音だけど。
幼馴染みが結婚なんてのは、なかなか難しいものなのよ」

シュウト「くっ……おじさんだってサヤカさんと幼馴染みだろ」

男「だからこそ、言ってんのよ。
俺たちみたいにお互いのこと本当に愛してないと無理だって。
ね?」

女「そうだな」

魔王「はいはい、もういいから!
なんでシュウト呼んだんだよ」

男「ダブルデートしちゃえってこと。
保護者がわりにもなるしね。
見られても言い訳できるでしょ」

魔王「そうか?なんかビミョーだな……」

シュウト「ってことで、今から行くか!海でも見に行こーぜ」

魔王「今からかよ!……まぁ、仕方ねぇな」

男「なんかお土産買ってきてねー」

魔王「うっせ、バーカ。お前らもイチャつくんなら外でやれよ。
クソッ……」

女「行ってらっしゃい、晩御飯は私が作っといてやるからねぇ」

魔王「マジで!やったね。楽しみにしてっから!」

スタスタ

男「……さて、イチャつくんなら外でって言われたけど?」

女「まぁ、キスぐらいならいいんじゃないかい?」

男「……」

女「……」

男「……ははっ、やめよう照れちゃうよ」

女「全く……ま、晩御飯でも作るかねぇ」

男「俺手伝っちゃうよー。なんにする?」

女「やっぱり、唐揚げかねぇ。まっちゃんは異常に喜ぶし」

男「あれ?まっちゃん?」

女「ふふ……内緒だぞ。今度からはそう呼ぼうと思ってねぇ」

男「はいはい」


ー終わりー