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女「綺麗だな、花火」

男「ああ、君の方が綺麗だけどね」

女「それ本気で言ってんのかい？全くバカバカしい」

男「もちのろんよ。俺は君のことが」

魔王「ヒューヒュー！」

男「なんだ？」

魔王「ヒューヒュー！ヒューヒュー！」

男「ちょっと、まっちゃんついに頭が」

魔王「まぁな！さっき思いっきり殴られたしな！ふざけやがってコンチクショー！」

男「あらまぁ、お疲れ様。やっぱりまっちゃんに恋は早かったか」

魔王「うっせーバーカ！こうなったらお前らの邪魔してやる！一生！
俺の前でキス出来るもんならしてみやがれ！」

女「はぁ……全く。どうする？」

男「決まってるでしょ」

ｸﾞｲｯ

女「……！」

男「俺、サヤカのことが大好きだ。結婚してくれ」

女「……ふふ、まぁ仕方ないねぇ。私もアキラのことは大好きだよ」

男「マジで？いやー俺超幸せ！」

魔王「……」

男「あれ、どうしちゃったのかな？」

魔王「……うわああああん！うわああああん！」

女「バカ、やめな。周りの人に迷惑だろ」

魔王「バーカ！死ね！二度と帰ってくんな！」ﾀﾞｯ

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

男「あらら、いなくなっちゃった。どうしよっか」

女「まぁ、アイツのことは後回しだ。今日は最後まで一緒に花火を見たいからねぇ」

男「お、本当に？じゃー、そうしよっか」

女「そうだねぇ、なんだか幸せだよ」

男「俺もだよ」

女「……」

男「……」

ｷﾞｭｯ