NHK(novelist放送協会)
第20回 at『霧雨堂』
カランコロンカラン……
「いらっしゃいませ」
あ、どうも。
「えーとですね、今回は予告通り来ちゃいましたよ」
はい、前回何を予告しましたっけ。
「もぉ、88さん。ちゃんと覚えててくださいよっ!次回は『NHK第20回at霧雨堂』って言ったじゃないですか」
――ああ、思い出した。確かに言いました。ってことはあなたは霧雨堂のマスターでいらっしゃいますか。
「左様です。初めまして、八馬さま」
ええ、こちらこそ。手ぶらでやって来ましたけれど……。
「ようこそいらっしゃいました」
えー……、この独特の黒いオーラをもった眼鏡の女性、誰やったっけ……ん?何々悠里ちゃん。
「あの方、峰原あやめさんですよ」
「思い出されましたか?」
――ハイ。
「お久しぶりです(←第10回に出演)」
「本当に来ちゃいました、峰原さん、よろしくお願いします」
「これは悠里さん。こちらに来ると聞いてちゃんと濃いめの緑茶を用意しておきましたよ」
それでは今回も始めてしまいます
何の気なしに始めたけれど、
気付けばこれが20回
物書きのたまり場
novelist放送協会NHK!
at『霧雨堂』
「それではスタートです」
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作品名:NHK(novelist放送協会) 作家名:八馬八朔